転職エージェントから合否連絡がくるまでの日数はどれくらい?遅い理由とは?

公開日:2021/09/15  


転職エージェントを通じて募集に応募すると、転職エージェントを通じて合否の連絡が来ますね。でも、連絡が来るまで日数があると心配になるでしょう。連絡が来ないままでよいかわからず、連絡を催促するようなことになったら印象が悪いため、どうしようかと悩むこともあるかと思います。今回はそんなときに考えるとよいことをまとめました。

転職エージェントから合否連絡がくるまでの日数

転職エージェントから合否の連絡が来るまでの日数は、何日くらいが一般的なのでしょうか。誰でも初めて転職活動をするときは、気になるところですね。人によって、相手方の企業によって日数にバラツキはありますが、転職エージェントから合否連絡が届くまでの目安は、面接後「1週間程度」くらいといわれています。そのため、面接から数日が経っても連絡が来ないとしても、そのくらいは待ってみないと採用なのか不採用なのかは、どちらともいえないというのが正直なところでしょう。

なぜこれくらいの日数を要するのか、気になるところかもしれません。これは、社内での意思決定のプロセスによるところが大きく、応募者について面接した結果を社内の関係者の間で共有し最終決定まで行くのに、やはりこれくらいの日数が掛かるということです。既に会社やその他の組織で働いたことがある人ならなんとなく想像が付くかと思いますが、社内の重要なことほど、末端の社員が一人で決められる訳ではないはずです。

必ず上長承認があったでしょう。採用プロセスでも、やはりこのプロセスが欠かせず、面接をした社員が自分だけの意思で採用や不採用を決定しているわけではありません。面接した結果を上長に報告し、協議した上で採用や不採用を決めています。

当然、他にも仕事を抱えながら採用活動を行っているため、上長との打ち合わせもすぐにはできないかもしれません。新しい社員を雇うということはとても重要な判断なので、どこの会社でも慎重に議論を重ねて意思決定しているはずです。そういうことを考えると、1週間くらいの時間は要するだろう、というのが一般的な相場になるのです。

もちろん、組織の大きさによってもこの日数は前後します。大企業であれば関係する人が多いため、時間を要することも多いでしょう。一方、中小企業やベンチャー企業であれば、採用の権限を持った人が直接面接に参加している場合もあるため、早めの回答がある場合も多いようです。早く結果を知りたい気持ちもあると思いますが、まず1週間は待ってみましょう。それでも回答が来ない場合は、後述の対応方法を検討してみてください。

合否連絡が遅くなる理由

とはいえ、あまりにも回答が遅いと心配になりますね。そこで、ここでは合否の連絡が遅くなる理由として考えられることを2つほど挙げます。

転職エージェント側に理由がある場合

そもそも応募先の企業から回答が返ってきていない場合と、転職エージェントが回答を知らせてくれていない場合があります。

まず、そもそも応募先の企業から回答が返ってきていない場合というのは、たとえば、応募先の企業が結論を出せずにいることも考えられるうえ、応募先の企業が転職エージェントへ結論を通知していないことも考えられます。いずれにしても、折を見て転職エージェントから応募先の企業へ状況の確認の連絡を入れると思いますが、キャリアアドバイザーが多忙を極めているなどでそれを行っていないことも考えられます。

次に、転職エージェントの手元で情報が止まっている場合です。単に連絡を入れ忘れていることが多いかもしれませんが、場合によっては、応募先の企業からの連絡が「不採用」だったので、次に応募してもらう企業を探していることがあり得ます。これは、不採用に落胆して転職活動を断念してしまったり他の転職エージェントへ移ってしまったりしないように、つなぎ止めておきたいという気持ちが働くためです。

転職エージェントは、転職を成立させることで求人を出した企業から報酬を受け取るので、できれば1人でも多く採用に結び付けたいという事情があります。いずれにしても、連絡が遅い場合はまず転職エージェントの担当者に聞いてみるとよいでしょう。

応募先の企業に理由がある場合

次に応募企業の事情も考えてみます。こちらは5つあります。

一つ目は、企業の採用プロセスが複雑であることが考えられます。先ほどもお話ししたように、企業の中で採用するか否かを関係する責任者の決裁を取りながらプロセスが進んでいきます。大きな企業だとそのプロセスが長いこともよくあることなので、単純にそのプロセスを踏むのに時間が掛かっているという場合です。

次に二つ目はこれと似ていますが、採用する応募者を決める会議が長引いていることが考えられます。意思決定者がたくさんいる場合だけでなく、応募者が多数いることも考えられますが、なかなか結論に至れずに会議が長引いているということもよくあることでしょう。新しく社員を雇い入れるというのは、とても大変な意思決定のため、慎重な企業であれば時間も長く掛かると考えてもよいでしょう。

三つ目は、応募者が多数いて、他の候補者の面接が終わっていないという場合です。中途採用だと応募者も在職中のことが多く、面接の日程がすんなりとは決まらないことが多いでしょう。そういった中で応募者が多数いると、すべての応募者の面接が終わるまでに、ある程度の期間が掛かります。他の応募者とも会ってみてから最終決定をしたいと考えていれば、すべての応募者の面接を待たなければならないことになります。

四つ目は、既に応募先の企業にとっての本命の応募者がいて、その人からの内定受け入れの連絡を待っているため、ということが考えられます。

最後に五つ目は、新卒採用の時期と重なっている場合です。当然ですが、新卒採用の時期と重なっていれば、採用担当者の負担も増えているため、採用プロセスを回すのに時間が掛かっても当然と考えられます。もし、あなたが採用プロセスを踏んでいる時期が新卒採用の時期であれば、この理由が最も大きいのではないでしょうか。

いずれにしても、転職エージェントを使って大々的に人を募集していれば、応募者もたくさんいて、そうした応募者の中での調整も当然考えられます。そういう中で、いろいろな都合で待たされるということはよくあることと考えてもよいかもしれません。

合否連絡があまりにも遅い場合の対処法

さて、合否の連絡があまりにも遅い場合はどうしたらよいのでしょうか。先ほど、「1週間は普通に掛かる」と書きましたが、10日も経ってしまったという場合は、どうするべきでしょうか。この場合は、転職エージェントに面接の結果を確認してみても問題ないでしょう。

あなたにとっても、この応募先が不採用になのであれば、早く他の応募先を探して応募しないと転職の時期が遅くなるうえ、せっかくの求人を逃してしまうことになるかもしれません。目安として1週間なので、これを過ぎたら気を遣うことなく聞いてみましょう。

一般的なビジネスのシーンでも、連絡があるはずの相手から連絡がなければ、状況を聞いてみるということを普通にしていると思います。回答があるはずなのに何も連絡が来ないことについて状況を聞くということは、一般的なビジネス慣習から考えても普通の話なので、きちんと聞いてみましょう。それも重要なビジネススキルの一つかもしれません。

 

今回は転職活動を進めるにあたって気になる「転職エージェントから選考の合否の連絡が来るまで掛かる時間」についてまとめました。通常、1週間前後の時間が掛かることは承知しておいた方がよく、応募先の企業や転職エージェントの事情でそれを前後する場合もありますが、そうした一般的に考えうる相手方の事情を推察した上で、回答の連絡までに時間が掛かっているようであれば、転職エージェントに質問するのがよいでしょう。

おすすめ関連記事

検索

READ MORE

一級建築士や二級建築士という資格は知っていても、木造建築士を知っている人は少ないかもしれません。建築設計業界で仕事をしたい人は、関連する資格を取っておくと必ず役立ちます。多くの国家資格がある

続きを読む

建設に関わる資格は数多くあるなかでえも、近年では「技士補」という資格が注目されています。このあまり耳にすることがない「技士補(ぎしほ)」とは、どのような資格なのでしょうか?今回は「技士補」に

続きを読む

大型ビルやマンション、ショッピングモールなど大型建造物や大型商業施設を建設するために欠かせない「構造設計一級建築士」という資格を知っていますか?一級建築士はメジャーで多くの方が知っていると思

続きを読む

建築現場では、施工品質を確保するため、現場に「配置技術者」を置かなければなりません。配置技術者は主任技術者と監理技術者の2種類あり、どちらも大変重要なポジションです。その中でも本記事では建築

続きを読む

電気工事士とは、電気設備の作業や取扱いに関する国家資格のことです。電気工事士の資格を保有することで、電気工事に係る能力を法的に証明し、幅広い作業を実施する権利を得ることができます。本記事では

続きを読む

土木施工管理技士は、その名のとおり土木工事に関連する資格です。日本全国の土木に関連する工事で活躍しています。土木の仕事を目指す方の中には、土木施工管理技士に興味を持つ方も多いのではないでしょ

続きを読む

転職活動をサポートしてくれる転職エージェントを活用している人は多く、転職希望者にとっては有り難いサービスです。転職支援サービスを無料で提供しており、転職者が利用することのリスクは少ないです。

続きを読む

建築設計業界で思い浮かぶのは、注文住宅やリフォームなどといった施工ではないでしょうか。しかし、建築設計はあらゆる業界は多くの部門で成り立っており、たくさんの職種が存在します。今回は建設設計業

続きを読む

土木工事を筆頭に、建設業界のさまざまな場面で大きな活躍を期待できるのが測量士補です。すでに建設業界で働いている人だけでなく、これから目指す人にとっても、気になる資格ではないでしょうか。本記事

続きを読む

建築関係の仕事に就きたいと思い、建築施工管理技士の資格取得を目指している方も多いのではないでしょうか。建築は、自分が携わったものが形として残るため、やりがいのある仕事といえるでしょう。しかし

続きを読む