建築・設計業界向けの自己PRの書き方を例文付きでご紹介!

公開日:2022/01/15   最終更新日:2023/08/21


「自己PRって何を書けばいいのだろう?」そう悩む方は多いです。この記事では建築・設計業界向けの自己PRの書き方を分かりやすく解説しています。読んでいただくことで、ポイントを押さえた読みやすい自己PRが書けるようになります。難しくないので、ぜひ参考にして他の人と差がつくような自己PRを書きましょう。

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建築・設計業界向けの自己PRを書くときのポイント

就職で必ずといってもよいほど必要となる自己PR。書くのが苦手と感じている人は多いです。しかし、自己PRに求められることや書く内容は、どの業界でもそれほど変わりません。建築・設計業界も同じことがいえます。ここでは自己PRを書く上でのポイントを解説したいと思います。

企業の求める人材をリサーチする

企業が自己PRから知りたいことは「この人はどんな人間なのか?」ということです。人それぞれ特徴や強みは違います。面接という限られた時間の中でどんな人間か判断するのに、自己PRというのは分かりやすい材料となります。

そして、どんな人材が欲しいか?というのは企業によって違います。「柔軟性のある人間」「熱い情熱を持った人間」「冷静な判断・思考ができる人間」など、人の正確は多種多様です。企業のHPを閲覧したりSNSをチェックしたりして、求められている人物像を把握しましょう。

まず結論を書く

最初に結論を述べましょう。面接という限られた時間で採用担当者は自己PRを見るわけです。多くの文章を書いたとしても、書いてあることがすべて見られることは、ないと思ってよいでしょう。そのため、なるべく文の始めの方に最も伝えたいことを書くようにします。最初に結論を述べると「この人は何がいいたいのか?」ということが、はっきりと伝わってきます。その結果、理解しやすく印象にも残りやすい文章になります。例文を紹介します。

OK:私の強みは「相手の立場に立って考え、気持ちに寄り添えること」です。学生時代、友人から悩み事を相談されることが多かったため、身につきました。

NG:学生時代、友人から悩み事を相談されることが多くありました。その結果、「相手の立場に立って考え気持ちに寄り添う」ことができるようになりました。

極端にいえば文章を読むという行為は負担です。採用担当者はなるべく文章を読みたくありません。読まないといけないなら早く結論を知りたいと思うものです。まず、結論を書きましょう。

具体例を書く

具体例を書くことで言葉に重みや信頼性が出てきます。たとえば、仲のよい友人から「大学の勉強についていけない」という悩みを相談されたとします。アドバイスはせずに、とにかく聞いた結果、友人は次第に笑顔が出てきて「前向きになれた」という成功を導きました。この経験からとにかく「人の訴えを聞き、寄り添い、相手の立場になって考える」ということができる、具体例を導き出せるのです。

仕事にどう活きるのか書く

自分の強みを伝える時に大切なのは「その強みをどう企業で活かすのか?」ということです。どんなに素晴らしい能力があったとしても、それが仕事で活かせなければ企業にとって採用する価値はありません。そのため、仕事に活用する方法を書くことで、採用担当者は採用するメリットを感じやすくなります。例文を紹介します。

・例文
学生時代に身につけた「相手の立場になって考える」ということは最も大切なことだと考えております。建築・設計の仕事がクライアントありきなのはいうまでもありません。相手が何を求めているのかしっかり聞いて、クライアントに満足してもらえる仕事をしていきたいと思っております。

建築・設計業界向けの自己PR例文

建築・設計とひと口にいっても職種は複数あります。職種が違えば自己PRの仕方も少し変わります。ここでは建築・設計業界における職種別の自己PRの書き方例文を紹介したいと思います。

ハウスメーカー・営業職・新卒の場合

私は人の気持ちに寄り添って話しを聞くことが得意です。学生時代、友人から相談を受けることが多くありました。話しをさえぎらず傾聴していくと次第に相手が元気になっていく感覚を何度も経験しました。相談前より元気になって「相談してよかった。ありがとう。」といわれることが多くあります。傾聴ができるということは営業職で強い武器になると感じております。

設計事務所・設計士・経験者の場合

2級建築士としてこれまでハウスメーカーにて個人住宅の設計に携わって参りました。経験数では100件を超えています。限られた予算・空間の中でクライアントの想像を超える提案をした時に、初めて満足してもらえる家づくりができると思っております。御社でもクライアントの要望を遵守しながらも+αの提案をして、満足してもらいたいと思っております。

土木施工管理・経験者の場合

私は土木施工管理として5年の経験があります。道路・橋・トンネル・河川などさまざまな場所でさまざまな人と協力して仕事をしてきました。作業員・近隣の住民とのコミュニケーションと安全第一を念頭に仕事をして参りました。これまで私が関わった現場で事故が発生していないのが自慢です。御社でもこれまでの経験を活かして、私に関わる人が気持ちよく仕事ができるように取り組みたいと思います。

建築・設計業界向けの自己PRを書くときの注意点

自己PRの書き方は先程解説しましたが他にも注意していただきたいポイントがあります。採用担当者にとって読みやすい文章を書き、よいイメージを与えるようにしましょう。

アピールポイントを厳選する

大事なのは「一番伝えたいことは何か?」ということです。自身の魅力が複数あるとしても、伝えるべきアピールポイントは厳選しましょう。多くても2つまでに留めておくことです。何でも書いてしまうと、読み手からすれば「一体この人は何に秀でた人なのだろう?」と混乱してしまいます。文章自体は問題ないのに、書いてあることが多すぎて読まれないというのは勿体ないです。

相手の想像力に訴える

採用担当者が文章を読んだ時に頭の中でイメージしやすいように意識しましょう。

OK:「学生時代バスケット部で仲間と支え合いながら活動をしておりました。」
NG:「学生時代バスケット部でした。」

バスケット部に所属していたのはどちらの文面からでもわかりますが、具体性を持たせることで頭の中にイメージがしやすくなります。イメージしやすい文章が書いてある方が採用担当者に好印象を持たれる可能性が高いです。

履歴書・職務経歴書に合わせる

履歴書・職務経歴書に記入したことと、自己PRに記入したことの整合性を確認しましょう。たとえば前職は異業種で、人と関わることが少ない仕事だったとします。

でも、自己PRには「人と関わることが好きで…」と書いてあると採用担当者は疑問に感じます。「なぜ人と関わることが好きなのにその仕事をしていたのか?」ということが気になります。ちゃんと理由を説明できれば問題ないですが、リスクをともなうことはなるべく書かないようにしましょう。

 

履歴書や職務経歴書は苦手という方が多いですが、一つ一つの項目には書くべきポイントがあります。自己PRに関しても例外ではありません。この記事を参考にすると、自分が伝えたいことと読む人のことを考えた自己PRが書けるようになります。読みやすく伝わりやすい自己PRを書いて採用を勝ち取りましょう。

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