転職エージェントとの面談は正直に話した方がいい?

公開日:2020/04/01  

転職エージェントに対してできるだけ自分の魅力を理解してもらうことが必要です。面談のときに少しくらい大げさなことを言って実質よりも優れている人だと思ってもらったほうが良いのではないかと考える人もいるでしょう。面談のときに不利なことは隠してしまっても良いと思う人もいるかもしれませんが、正直に話す必要はあるのでしょうか。

エージェントにアピールするのはとても重要

建設設計業でキャリアを積んできた人や資格を取得した人など、転職エージェントを活用して新しい仕事を探したいと考えている人にはさまざまなバックグランドの人がいます。どのような経歴や目的を持っている人であってもエージェントを利用するうえでは面談のときにきちんと自分の人材価値の高さや転職に対する意識や希望などをアピールすることが欠かせません。

転職エージェントは人材紹介会社として各企業から人材を紹介して欲しいという依頼を受けていて、その条件にマッチしている人を探して企業に紹介するサービスをしています。それと同時に転職したいと考えている人が希望の条件で働けるように求人を選んで紹介するサービスを並行しておこなっていて、企業と人材のマッチングを重視するサービスというのが特色です。

そのため、企業が求めている経験やスキルなどを兼ね備えている人でないとエージェントは人材を紹介することはできません。きちんと面談のときに自分の経験を伝え、どんなことができるかを具体的に示しておかないと本当は企業の示す要件を満たしているのに紹介してもらえない可能性が生じてしまいます。可能な限り選択肢を増やし、より自分の希望に合っているものを選び出してもらえるようにするには自分のキャリアをわかりやすく正確に伝えるのが大切なのです。

また、高いオファーを受けられるようになる点からも自分の長所や取り柄、人材としての価値をアピールするのは肝心です。経歴的にマッチしているオファーがあるというときに、エージェントはこの人材がいくらくらいで雇うのが妥当かを考えて企業に推薦するのが一般的になっています。

企業が示している条件に加えてこれだけの能力があるから今後の活躍がますます期待できる、企業が求めている業務についてこれだけ大きな成果を上げた経験があるなどといった場合には高めの年収で推薦できるのは明らかでしょう。エージェントとしてもできるだけ高い年収で雇用契約をしてくれたほうが収入は大きくなるので売り上げも増えるというメリットがあるので積極的に高めの年収を提案してくれるのが普通です。

さらに、他の転職志望者との競争という観点からもアピールが重要になります。企業から新たに獲得した求人に該当する候補者が何人もいるというときにはエージェントは誰を推薦すべきかで悩むでしょう。その際に優秀な人を選ぶのは自然な流れなので、少しでも強みを理解できてもらっている人のほうが有利になります。この観点からもきちんとアピールをして存在感を出しておくのが肝心なのです。

嘘偽りがない情報を提供することが肝心

できるだけマッチする求人の数を増やし、高い待遇でオファーをもらえるようにしつつ、他の候補者にも負けないようにするには、いかにして自分が魅力的な人材かをエージェントに理解してもらうのが必須です。それなら少しくらい嘘をついたり、大げさに話をしてしまったりしほうが有利になるのではないかと考える人もいるでしょう。

資格の有無のように客観的な根拠が求められることについては正直に伝えざるを得ませんが、エージェントからも応募企業からも調べるのが難しいような内容もたくさんあります。例えば、実際には従事したことがない業務を担当していた経験がある、経験年数が2年しかないのに3年経験していたと偽る、年収が480万円だったのに500万円と少し高めに言ってしまうなどいうのが典型的です。

他にも漠然とした大枠で業務経験を語ってしまって、実はそのほんの一部しか実務をしていないのに全部経験したと思わせることもできるでしょう。このようなやり方でエージェントに自分の情報を提供するのは本当に良いのでしょうか。

結論から言えば嘘偽りがあるのは認められないことですが、情報が正確に伝わらなかったというのは議論の余地があります。エージェントは面談で伝えたほとんどの内容を応募企業に情報として提供しているのが普通で、虚偽の内容が少しでも含まれていたらその内容も企業に伝わっています。

たとえ内定を出したり、入社して働き始めたりした後であっても、採用過程で提供した情報に虚偽の内容があったら内定を取り消す、解雇するといったことが可能です。経験があると言って入社を許可したのに、実際にその業務を任せてみると全然できないというのでは本当に経験があったのかと疑われてしまうことになるでしょう。

問い詰められて白状したり、前職の職場関係者に問い合わせて確認されたりしてしまってクビになってしまう可能性もあります。次の職場を探すにも業界で名前が知られてしまい、転職先が見つからなくなることもあるので虚偽の内容を伝えるのは厳禁です。

一方、嘘は言っていないけれどつい大げさに話をしてしまったために誤解を招いたというようなときもあります。その大げさだった部分が魅力に感じられて推薦、採用となった場合にはこの採用の有効性について議論が起こるでしょう。明らかに誤解を生む説明だったことを指摘されてしまってクビになる可能性もあるので誤解を生まないように配慮する努力をするに越したことはありません。

このように有利になろうと考えて話をすると魅力的な条件で採用してもらえる可能性が高くなることもありますが、問題点を指摘されて採用が取り消されるリスクが高いのです。正直に正確な情報を伝えるように心がけるのがエージェントとの面談で肝心なポイントです。

正直に話さずに隠してしまうのは大丈夫か

自分に不利になることは話さないというやり方もあります。職場でトラブルを起こしてしまった、仕事を失敗してしまってクビになったなどといった場合には正直に話したくはないと考えるのがもっともなことです。隠してしまって大丈夫かどうかの判断は難しいところで、それが採用における重要な基準となり得るものであればきちんと情報を伝えていなかったために取り消される可能性もないわけではありません。

企業には伝えたくないけれどという前置きを付けてエージェントには正直に話しておくのが無難でしょう。基本的にはエージェントは取捨選択をして企業と情報共有をしているので、特に伝えなくても大丈夫、あるいは不利になるリスクがあるポイントであれば二人の間だけの情報としておいてくれます。

 

転職エージェントとの面談では自己アピールを徹底するのが大切で、きちんとキャリアや経験、スキルなどを伝えておくことで魅力的な求人を紹介してもらえる可能性が高まります。ただし、より良いオファーを受けたいという考えで虚偽の話をしたり、誤解を招くような話をしたりするのは採用を取り消される原因にもなるので厳禁です。正直に自分のありのままを話すようにして、企業に伝えるべき内容かどうかはエージェントに判断してもらうようにしましょう。

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