転職エージェントと音信不通になることもある?

公開日:2020/02/15   最終更新日:2024/06/19

転職先を探すときにはいろいろな角度からサポートを受けられる点に着目して転職エージェントを使うことが多くなってきました。ただ、サポートを受けようと連絡を取ろうとしても音信不通になってしまうのではないかと懸念する人もいます。そんな心外なことが起こるようなサービスなのでしょうか。

基本的に連絡が途絶えてしまう心配はない

転職エージェントに登録してからサポートサービスを利用しているうちに担当者と取れなくなってしまうことがあるのかというと、基本的にはそんなことはないと考えていて問題ありません。

転職エージェントは求人を探している個人と人材を欲している企業とを橋渡しするマッチングサービスを提供しているのが特徴で、個人も企業もとても大切にしています。マッチングをできる限り完璧な形でできるようにするのがエージェントにとって重要なことで、企業が希望している人材を紹介するためには人材の能力や志向、経験などを詳しく聞く必要があります。

個人が魅力的な転職先を見つけて、本当にこのエージェントを利用して良かったと思ってもらえるようにするには希望をヒアリングするだけでなく、転職に成功するためのノウハウの伝授や不安点の多角的なサポートをしなければなりません。

エージェントを頼って転職しようとしている人ほど頻繁に連絡をする場合が多く、その一つ一つに対して丁寧に応じることによって信頼してもらえるようになるということをエージェントもよく理解しています。

音信不通になってしまうのではないかと懸念する人が考えている理由として多いのが、あまりにもいろいろなサポートを依頼しているので嫌がられてしまうのではないかということです。エージェントサービスは仕事を探している個人が費用を負担する必要がなく、無料で手厚いサポートを受けられるのが特徴として知られています。

だからこそ、手間がかかる人は放置してしまおうと考えるエージェントもいるのではないかと心配になるのはもっともなことでしょう。しかし、エージェントは転職に対して意欲がある人をサポートし、きちんと新しい職場で働けるようになってもらうことで採用した企業から報酬を受け取ることができます。

そのため、少しでも意欲がある人なら積極的にサポートし、是非ともここで働きたいという企業やこの条件で働きたいという求人を見つけて応募し、雇用されて欲しいと考えているのが当然なのです。かなりの手間がかかったとしても、最終的に新しい企業に雇用され、その現場でしっかりと働いてくれるのであれば問題はないと考えているのが一般的です。

確かに相性が合わなくて話をするのが面倒だと感じたり、あまりにもサポートしなければならないことが多くて大変だと思ったりすることもないわけではありません。しかし、エージェントにとってはそれが仕事なので、主観的な判断で連絡を切ってしまうようなことはないのです。

連絡手段を確認しておくことは大切

転職エージェントに登録して面談を終了し、これからサポートを受けながら転職活動を進めようと意気込んでいたら、連絡が最初から取れなくて困ってしまったという事例もないわけではありません。

そんなにすぐに裏切られてしまうこともあるのかと驚いてしまうかもしれませんが、決してエージェントが逃げてしまったというわけではないのが普通なので注意しましょう。面談のときにエージェントの担当者とどのような方法で連絡をするのかを打ち合わせしたでしょうか。

エージェントによって面談の仕方には違いがあり、オフィスに行って対面で話をする仕組みになっている場合もあれば、電話で話をする形になっていることも、近くのカフェなどまで来てもらえることもあります。対面や電話での面談はなく、アンケートに答えたり、メールで返事をしたりする形になっていることもあるでしょう。

このようなやりとりをしてこれからサポートしてもらえる状況になったときに、普段の連絡はどんなやり方かは面談のときの連絡の仕方とは違うことがよくあります。オフィスで面談をした場合に、オフィスに行けばいつでも相談できるだろうと思ったら面談を断られてしまったというケースは少なくありません。

面談は電話だったから電話で連絡したら全然出てくれないという場合もあるでしょう。どんな連絡手段を使うかはエージェントによって違いますが、普段はメールやオンラインシステム上でのやりとりになることが多くなっています。

電話の場合には通じる時間帯が決まっていたり、面談のときとは違う電話番号を指定されたりすることも珍しくありません。オンラインシステムはアカウントを発行してもらえるのが一般的ですが、手続きをきちんと進めておかないと有効期限が過ぎてしまってログインできなくなることもあります。

少し時間が経ってからログインして問い合わせをしてみようと思ったものの、もうログインIDやパスワードが無効になっていて連絡が取れなくなったというケースもあるのです。初回の面談のときには今後の連絡手段はどんな方法があり、連絡先はどこなのか、対応してくれる時間帯はいつなのかを聞いておくようにしましょう。

音信不通になってしまうケースとは

実は音信不通になってしまうケースもないわけではないので注意しましょう。原因が自分にある場合とエージェントにある場合の二通りがあるので、どちらもきちんと理解しておくのが大切です。

自分に原因がある場合としては連絡手段がわからなくなってしまうというのが代表例です。この電話番号に連絡すればサポートしてもらえる、このIDとパスワードでログインしたページからサポートを受けられるなどといったシステムになっている場合に、電話番号やIDなどを忘れてしまうと音信不通かのように思われてしまうでしょう。

また、メールベースでのサポートの場合に登録したメールアドレスがこれだと思っていたら実は違ったという場合もあります。他のメールアドレスから連絡しても本人かどうかわからないのでサポートをしないというスタンスで対応されてしまうこともあるので注意が必要です。

基本的に自分に原因があって音信不通になるケースは連絡先がわからなくなったり、連絡するのに使うべきメールアドレスやアカウントを間違えてしまったりしたときだと考えましょう。

エージェントに問題があるケースとしては詐欺が最も懸念されます。たまたま休みを取っていて一週間くらい音信不通だったというケースもないわけではありませんが、あらためて登録したエージェントサービスについて調べてみると運営会社が存在しなかったということもあるのです。詐欺は起こらないと言い切れるものではないので、登録のときには運営会社の確認を怠らないようにしましょう。

 

転職エージェントは企業に人材を紹介して雇用契約を成立させなければ利益を得られないので、貴重な人材をないがしろにしてしまうことはありません。サポートを期待して登録したのに音信不通になってしまうようなことは通常はあり得ないので安心して利用しましょう。

ただ、連絡手段については面談のときに確認しておき、連絡先を忘れてしまわないようにするのは大切です。また、詐欺も全くないわけではないので運営会社が存在しているかは必ず確認してから登録しましょう。

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