転職エージェントは怪しい?安全に利用できるサービスを見分けるには

公開日:2022/10/01   最終更新日:2023/01/20


転職エージェントは転職活動をする際に強い味方ですが、実は怪しいサイトもあるのをご存じでしょうか?せっかくの転職活動が辛いものにならないように、怪しい転職エージェントに当たってしまったらエージェントを変更した方がよいでしょう。安全に利用できるサービスを見分ける方法やポイントについて解説します。

建設業界転職エージェントおすすめランキング

転職エージェントは怪しい?そういわれる理由とは

まずは、転職エージェントのデメリットや、実際に起きた悪質なケースについてお話しします。転職エージェントは無料で利用できるため手軽に利用しやすいのですが、その分デメリットもいくつかあることを頭に入れておきましょう。

1つめ、自分のペースで転職活動を進めづらいという点です。転職エージェントによっては転職者の意向をあまり考えておらず、転職できるのであればどこでもよいから転職させようとしてくるケースもあります。求職者を企業に紹介することで転職エージェントは利益を得られますので、1人でも多くの人材を企業に紹介することを目的としているエージェントもあり、自分の希望とは違った職種を紹介され、ほかの企業への転職活動をさせてもらえないままやや強引に転職させようとしてくるキャリアアドバイザーなども残念ながらいるのです。

2つめに希望求人に必ず応募できるわけではないという点です。転職エージェントを利用する際にはまず、エージェント内で社内選考が行われ、社内選考通過者のみが希望求人へ応募できます。これは採用代行の役割が転職エージェントにあるため仕方がありませんが、応募をしたというフリをして実際は応募していないという悪質なケースもあり、いつまで経っても転職活動が進まないということもあるため気を付けましょう。

3つめに担当者との相性次第で転職の進み具合がまったく変わるという点です。転職エージェントに登録後、担当者とやり取りをする機会が増えますが、入社して間もない経験不足の新人が担当していたり、性格や考え方的に相性が悪いアドバイザーと当たってしまうと、本来の自分の希望を伝えられなかったり、自分の望んだ求人をまったく紹介してもらえなかったりとマイナスなことが起きやすいでしょう。担当者の変更は可能ではあるものの、転職エージェントそのものと相性が合わないことも多々あるので、その場合は転職エージェントを根本から見直す手間がかかります。

このように転職エージェントは自分との相性が悪い、または悪質なエージェントに当たってしまうと転職活動がうまく進められなくなるケースが少なくありません。そのため、転職エージェントを使う際には本当に信頼できる場所なのかどうかを判断する必要があるでしょう。

転職エージェントはなぜ無料で使える?仕組みを知れば安心

そもそも転職エージェントはどうして無料で利用できるのかご存じでしょうか。「後から多額のお金を要求されるのかも」と心配に思っている方もいるかもしれませんが、安心してください。求職者に対して転職エージェントが利用料金を求める事は一切ありません。転職エージェントは求職者サイドではなく、求職者を募集している企業側からお金をもらっています。

求人情報を掲載している企業に人材を紹介することで、転職エージェントは仲介手数料という形でお金をもらいます。その分求職者は無料で転職エージェントを利用できるという仕組みです。その分転職活動を進めてもらわないと転職エージェントは利益になりません。のんびりと転職活動をしそうな方に対しては、サポートがどんどん後回しになってしまいがちです。登録をしてから無期限でサポートしてくれるエージェントがほとんどですが、3か月~半年ほどで転職活動が終わらない方に対しては、転職の意志があまりないものと判断し、積極的なサポートを打ち切ってしまうエージェントもいるということを頭に入れておくべきでしょう。

エージェントによっては「収益をあげるためにできるだけ早く転職を決めてもらいたい」と考えるあまり、しつこいほど連絡をしてくるケースも少なくありません。自分の理想の職場を紹介してもらえるのであればよいのですが、とにかく片っ端から紹介をしてくる、どこでもよいから転職をしてもらえるように紹介してくるというケースもあるため、転職エージェント選びには気を付けないといけません。また転職エージェントはどこも基本的に無料で利用できるため、万が一お金を要求された場合、それは本当に転職エージェントなのか確認した方がよいでしょう。

メリットもいっぱい!安心して利用できるサービスを選ぼう

転職エージェントのデメリットや危険性についてお話しましたが、転職エージェントにはその分メリットもたくさんあります。

1つめは、転職のプロにキャリア相談ができる点です。エージェントに勤めるスタッフはいずれも、多くの転職活動を見守って来たプロフェッショナルです。キャリア相談が無料でできる環境はほとんどないので、転職エージェントを活用すると自分が将来進みたい方向性が見えてくるでしょう。これから先自分がどのような転職活動をしたいのか、自分が進みたい方向に行くには何が必要なのかを腰を据えて話せる場を手に入れられます。

2つめは面接対策や応募書類の添削を受けられる点です。転職エージェントは1人でも多くの人材を採用へと導きたいため、応募書類や面接対策をしっかり行い、転職活動を成功するためのサポートを全力で行ってくれます。客観的な視点で企業採用のためのアドバイスをしてくれますので、自分一人で面接対策や応募書類作成をするよりも、採用率がグンとアップするでしょう。

3つめに、転職エージェントは非公開求人も多数抱えており、その中から自分に合っている転職先を提案してくれるという点です。非公開求人は、事業戦略上の理由から、普通の求人サイトでは募集されないシークレットな求人情報のことで、一般公開してしまうと応募が殺到するような好条件求人を指します。こちらは転職エージェントなどに登録をしないと絶対に見られない求人情報ですので、自分に合った非公開求人を提案してもらえるのも、転職エージェントならではの利点といえるでしょう。

4つめは企業とのやり取りを代行してくれる点です。自分一人で転職活動をするとなると、各企業への応募や採用担当者への連絡、面接の日程調整などすべて自分で行わないといけません。現在在職中の方の場合、仕事をしながらそれらの調整を行わないといけないため負担が大きいのですが、転職エージェントはそうした負担をすべて請け負ってくれる分、安心してお任せできるでしょう。万が一にもダブルブッキングなどが発生しないように、やり取りを行ってもらえます。企業とのやり取りをしてもらう際にはエージェント側から採用担当者に、あなたのことをアピールもしてもらえますので、転職活動をより有利に進められるのが魅力です。

このように転職エージェントはメリットも多数あるため、自分に合っているエージェントを見つけられれば、スムーズに転職活動を進められるでしょう。

まとめ

転職エージェントはデメリットとメリット両方ありますが、利用するエージェントによってもサービスの質がまったく異なります。自分との相性もあるので、転職エージェントを利用して転職活動をする際には、会社そのものの評判をチェックした上で登録するのも大切です。よりよい転職活動を行うためにも、質の高い転職エージェントを利用しましょう。

建設業界転職エージェントおすすめランキング

おすすめ関連記事

検索

READ MORE

危険物取扱者の資格を保有している人や、これから資格を取得しようと考えている人に、今回の記事はおすすめです。資格を取得していると転職に有利になるでしょう。建築設計業界では、危険物物件の建築や補

続きを読む

これから建設設計業界で働きたいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。例外として、経理や事務に従事している人や、派遣社員で製図のみの仕事をしている人であれば運転免許は必須ではありません。

続きを読む

建設現場で働く職人や大工は、雨の日は工事がストップするので休みになることがほとんどです。施工管理は雨の日もデスクワーク中心の業務を行っています。業務内容が多岐にわたるので、これまでの業務の遅

続きを読む

建築設計業に携わっており、転職エージェントでハウスメーカーに転職しようと考えていませんか?ハウスメーカーといっても、さまざまな仕事が存在します。そこで本記事では、ハウスメーカーの仕事内容や魅

続きを読む

別の仕事がしたい、今の会社とどうしてもあわない、長時間働かされすぎてプライベートの時間がとれないなど、転職を考える理由は人それぞれです。ただ、人手不足が深刻化している近年、引き止められてなか

続きを読む

建築設計業界への転職を考えている人にとって、実務経験が求められるかどうかは気になるところでしょう。募集求人によって異なりますが、建築設計業界の転職では実務経験が求められるのが多い傾向にありま

続きを読む

現在の会社を退職したいけれど、上司から引き留められるなどスムーズに退職ができるかどうか不安に感じる人も多いかもしれません。会社を辞めるときにはトラブルなく円満に退職したいところですが、どのよ

続きを読む

コロナ禍になり、オンラインでの面接する企業も増えています。対面式とは違うオンライン面接を受ける場合、やったことがなく戸惑う方も多いでしょう。本記事では、オンライン面接の流れや準備するべきもの

続きを読む

建築設計業界で働く際には、押さえるべきポイントがたくさんあるでしょう。会社としての規模や自分ができること・やりたいこととマッチしているかも重要ですが、ブラック企業に就職しないよう注意が必要で

続きを読む

働き方の多様化が進んでいる近年、働く曜日や時間帯、場所にとらわれず働けることで、社員のライフスタイルにあわせた働き方ができます。そんな働き方改革のさきがけであるフレックスタイム制という言葉を

続きを読む