女性が転職エージェントを選ぶ際に意識するべきポイントとは?

公開日:2022/04/15   最終更新日:2022/05/18

女性が意識するべきポイント

女性の転職は難しいと思う人もいますが、転職に性別は関係ありません。企業の求めるスキルに達していれば内定はもらえます。しかし結婚、出産などのライフスタイルの変化により、働き方やワークバランスが変わる場合があります。女性に多い悩みにも的確なアドバイスができる転職エージェントが望ましいでしょう。

女性が転職エージェントを選ぶ際に意識するべきポイント

転職エージェントを選ぶときに意識したいポイントをご紹介します。

複数登録して求人数を増やす

案件数の多いエージェント1社に登録しても、紹介してもらえる案件は50社ほどで決して多いとはいえません。23社ほど登録して紹介される案件数を増やし、条件にマッチした求人を見つけましょう。また非公開求人の数も多いと、高条件な求人を見つけられる可能性が高くなり、転職の幅も広がりやすくなります。

女性専門のサポートがある

女性ならではの悩みにも相談しやすい環境にあるか確認しましょう。チェックしたいポイントは以下の通りです。

・出産経験のあるキャリアアドバイザーがいる

・女性専用の転職コンテンツがある

・女性の活躍する案件数が多い

・企業との交渉力のあるコンサルタントがいる

希望する転職の求人紹介はもちろんですが、今後のキャリアを見通したアドバイスもあるかが大切です。たとえば結婚や出産などのライフイベントにより生活環境が変わる場合、働き方や企業の対応などを教えてもらいましょう。

子育て経験のあるアドバイザーだと、実体験を交えたアドバイスをくれます。さらに、女性の職場環境についても的確な情報を与えてくれるでしょう。

総合型か特化型

エージェントには総合型と特化型があります。総合型は幅広い業界・業種を取り扱い、求人の数も豊富です。求人数を重視したい人や転職したい業界が決まっていない人に便利なエージェントです。

利用者が多いため、アドバイザーにもよりますが、やりとりが事務的になる場合もあります。看護師や介護士、IT関係など特定の業界の転職を考えている場合は、その専門の特化型エージェントへ登録しましょう。

専門知識、経験が豊富で書類の書き方、面接の対応方法など、具体的なアドバイスがされます。業界によっては、求人の数が少ない場合があります。

転職エージェントと転職サイトを併用

転職エージェントだけでなく転職サイトも活用すると、より自分にマッチした求人が見つけられます。資格や経験が少ない人だと、転職エージェントでよい条件の求人を紹介してもらえないことがあります。

また、エージェントは採用の合否が担当者に伝わりますが、転職サイトは他人には伝わりません。自分のペースで転職活動ができるのは、転職サイトのメリットといえます。エージェントと転職サイト、それぞれの特徴を活かしながら上手に進めていくと、イメージ通りの企業に出会えるでしょう。

女性が転職エージェントを利用する際のポイント

利用する転職エージェントが決まったら、次のポイントを確認しましょう。よりスムーズな転職ができるようになります。

転職の意思を伝える

転職の時期が未定、先であっても「3か月以内の転職を考えている」と伝えましょう。エージェントの特性で、転職希望者が内定をもらうと、その企業から紹介料がエージェントに支払われます。

そのため、転職に意欲的な人を優先して手厚いサポートを行うのです。今すぐの転職は考えてないといってしまうと、熱心にサポートされず高条件な案件があっても紹介してくれません。キャリアアドバイザーから有益な情報を手にしたいのなら、転職に対する熱意をしっかり伝えましょう。

キャリアアドバイザーとの相性の確認

キャリアアドバイザーは人なので、相性があります。希望する条件の求人を紹介しない、サポートする熱意が感じられない、レスポンスが遅いなどキャリアアドバイザーに不満があれば、エージェントへ担当者の変更を依頼しましょう。

アドバイザーが変わってもイマイチ、変更の依頼をしたけれど変わらないといった場合には、エージェントそのものを乗り換えます。キャリアアドバイザーは、面談や面接のことなどで顔を合わせる機会が多いです。

相性の悪いアドバイザーである場合、相談そのものが苦痛になってしまいます。精神的負担を増やさないために、相性のよいアドバイザーを見つけましょう。相性のよいアドバイザーを見極めるポイントは、転職希望者の話を真剣に聞くことです。

女性が転職する際に気を付けるべき点

女性だから転職は難しいことはありません。企業の求める人物像に当てはまる、長く働けるといった点をクリアしていれば問題ありません。しかし、女性はライフスタイルの変化により、長く働くことが難しくなる場合もあります。転職する際に気を付けたいポイントをご紹介します。

パートナーと仕事の相談をする

結婚をしている場合は、転職前に希望する業界や企業についてパートナーに相談しましょう。正社員・フルタイムで働きたいと思っていても、パートナーの考えと食い違うこともあります。

将来、子どもができた場合の働き方や家事の分担など、夫婦で話し合うことはたくさんあります。理想のキャリアビジョンになるためにも、必ずパートナーに転職のことを伝えましょう。

ワークバランスを決めておく

希望するワークバランスは人によって違います。仕事を優先してフルタイムで働きたい、家庭や趣味を優先したいなどさまざまです。理想のワークバランスが明確化されていないと、転職活動をするときに、希望の条件と違った企業に就職して大変な思いをするかもしれません。

せっかく転職したのにプライベートとの両立でしんどくなる、仕事に対するストレスが溜まるなどで退職になる可能性があります。転職をする前に自分のワークバランス、キャリアビジョンを整理するようにしましょう。

福利厚生を確認する

企業ごとで福利厚生や資格取得制度などのサポートは異なります。とくに出産を考える場合、出産後の手当は気になるものです。育休制度の充実度や育休明けの働き方のサポートなどは、必ず情報収集をして確認しましょう。

子どもの急な発熱などで仕事を休むときに、柔軟に対応する企業か口コミや評判を参考にします。またスキルアップを考える場合は、資格取得のサポートをチェックします。企業によってはテキスト購入金の立て替え、資格取得の無料講習など手厚い支援を行っています。

転職直後は育休が利用できない場合がある

入社してからの在籍期間が短いと、育休が適用できない企業もあります。産休は労働基準法に労働者から休みの要請があれば、休ませなければいけないため産休は可能です。

しかし、育休は1年以上、企業に在籍していないと取得できない企業がほとんどで、転職直後の育休取得は難しいでしょう。退職はしない方向で進むのであれば、パートナーや実家などに相談し、保育園に預ける月齢に達するまでサポートしてもらえるか相談します。

 

女性が転職エージェントを選ぶポイントは女性ならではの悩みに的確なアドバイスができるかです。子育て経験のあるアドバイザーは、知識が豊富で実体験を交えてアドバイスをするのでイメージが湧きやすいです。女性はライフイベントで働き方に変化が出ます。このような場合にも柔軟に対応する企業、育休やそのほかの制度が充実しているかなどの情報収集が大切です。失敗しないためにもエージェント選びは慎重に行いましょう。

 

おすすめ関連記事

検索

READ MORE

危険物取扱者の資格を保有している人や、これから資格を取得しようと考えている人に、今回の記事はおすすめです。資格を取得していると転職に有利になるでしょう。建築設計業界では、危険物物件の建築や補

続きを読む

これから建設設計業界で働きたいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。例外として、経理や事務に従事している人や、派遣社員で製図のみの仕事をしている人であれば運転免許は必須ではありません。

続きを読む

建設現場で働く職人や大工は、雨の日は工事がストップするので休みになることがほとんどです。施工管理は雨の日もデスクワーク中心の業務を行っています。業務内容が多岐にわたるので、これまでの業務の遅

続きを読む

建築設計業に携わっており、転職エージェントでハウスメーカーに転職しようと考えていませんか?ハウスメーカーといっても、さまざまな仕事が存在します。そこで本記事では、ハウスメーカーの仕事内容や魅

続きを読む

別の仕事がしたい、今の会社とどうしてもあわない、長時間働かされすぎてプライベートの時間がとれないなど、転職を考える理由は人それぞれです。ただ、人手不足が深刻化している近年、引き止められてなか

続きを読む

建築設計業界への転職を考えている人にとって、実務経験が求められるかどうかは気になるところでしょう。募集求人によって異なりますが、建築設計業界の転職では実務経験が求められるのが多い傾向にありま

続きを読む

現在の会社を退職したいけれど、上司から引き留められるなどスムーズに退職ができるかどうか不安に感じる人も多いかもしれません。会社を辞めるときにはトラブルなく円満に退職したいところですが、どのよ

続きを読む

コロナ禍になり、オンラインでの面接する企業も増えています。対面式とは違うオンライン面接を受ける場合、やったことがなく戸惑う方も多いでしょう。本記事では、オンライン面接の流れや準備するべきもの

続きを読む

建築設計業界で働く際には、押さえるべきポイントがたくさんあるでしょう。会社としての規模や自分ができること・やりたいこととマッチしているかも重要ですが、ブラック企業に就職しないよう注意が必要で

続きを読む

働き方の多様化が進んでいる近年、働く曜日や時間帯、場所にとらわれず働けることで、社員のライフスタイルにあわせた働き方ができます。そんな働き方改革のさきがけであるフレックスタイム制という言葉を

続きを読む