電気通信工事施工管理技士になるには!実務経験なしでも可能?

公開日:2024/03/15   最終更新日:2024/06/19

電気通信工事施工管理技士になるには、実務経験が必須ですが、実務経験がなくても資格を取得する方法が存在します。本記事では、実務経験の有無に関わらず資格を取得するための詳細な情報を提供します。受験資格や実務経験の具体例を解説し、未経験からでも電気通信工事施工管理技士を目指す方法を紹介するので参考にしてください。

電気通信工事施工管理技士とは?

電気通信工事施工管理技士は、2019年に新設された新しい資格で、建設現場において「専任技術者」「監理技術者」「主任技術者」として活動できます。電気通信工事施工管理技士資格は、インターネットの高速化や複雑化により、電気通信工事分野で高い知識と技術を持った専門家が求められる背景から生まれました。

電気通信工事施工管理技士は1級と2級に分かれ、取得すると電気通信系設備の工事現場における施工管理者として認められます。資格取得後は、施行計画や工程・安全管理の施工管理業務を遂行できます。

資格保有者の役割は、専任技術者や主任技術者、監理技術者です。専任技術者は特定建設業許可が必要な現場で業務に従事し、主任技術者は下請契約金額が4,500万円未満の現場に配置されます。監理技術者は下請契約金額が4,500万円以上の場合に必要で、1級電気通信工事施工管理技士の取得が必要です。

電気通信工事施工管理技士の取得にはいくつかのメリットがあります。まず、電気通信の需要が高まっており、インターネットや携帯電話回線の普及が進むなか、施工管理者としての需要も増加しています。将来性があり、直接的な工事に携われる点が、この資格の魅力です。

仕事内容は、固定電話や携帯電話、インターネット、社内LANなどの電気通信関連の工事担当です。現場での作業だけでなく、スケジュール管理や安全管理、作業員の指導監督など、責任感が求められる仕事も担当します。

最後に、1級と2級の電気通信工事施工管理技士には異なる資格の取得があり、1級は監理技術者として、2級は主任技術者として施工管理業務を遂行できます。施工管理の規模によって違いがあり、どちらの資格も将来のキャリアにつながる価値があります。

技士補なら実務経験なしでスタート可能!

電気通信工事施工管理技士になるための第一歩として、未経験者でも挑戦できる方法が存在します。それが、技士補の資格です。技士補の資格は、第一次検定に合格することで取得できます。未経験者でも十分に合格可能なこの検定は、17歳に達する人であれば、実務経験がなくても資格を取得できる唯一の道です。

1級を目指せる!令和6年度以降に注目

1級電気通信工事施工管理技士を目指す場合、第一次検定合格後に実務経験を積むことが必要です。一方で、新しく導入される技士補によって、未経験者が1級を目指す道も開かれました。令和6年度以降、1級電気通信工事施工管理技士を目指す際には、変更される検定制度に留意する必要があります。

検定合格後、実務経験を積むことが要件となり、これをクリアすることで1級の資格が取得できます。しかし、新たに導入される技士補の制度により、未経験者も1級を目指すステップが提供される見通しです。

1級電気通信工事施工管理技士資格は、高度な技術と知識が求められる分野であり、これを目指す際には充実した実務経験が欠かせません。新しい技士補の制度が導入されることで、未経験者も手軽にスタートできる環境が整います。これにより、より多くの人が1級資格取得を目指すことが期待されます。

技士補の取得でキャリアアップへのスタート地点

未経験から技士補の資格を取得し、実務経験を積みながら1級を目指すことは、電気通信工事施工管理技士へのステップアップの近道です。技士補資格を持つことで、基本的な知識や技術を身につけ、実践的なスキルを発展させることができます。これは将来的な高度な職務に挑戦するための強力な基盤を築くものです。

技士補は未経験者にとっての重要な起点であり、資格取得後には実践的な経験を通じて専門的なスキルの向上が期待されます。キャリアアップへの第一歩として、技士補取得は非常に有益であり、将来的な成長に向けた準備を整える役割を果たします。

1級電気通信工事施工管理技士を目指す際には、技士補の取得が有益であり、将来的な職務での挑戦の幅を広げる重要な一歩となるでしょう。技士補を活かして、着実なキャリアアップを果たしていくことが期待されます。

電気通信工事施工管理技士の受験資格

電気通信工事施工管理技士の受験資格には1級と2級があり、それぞれ異なる要件が存在します。

1級の受験資格について

第一次検定のみ受験する場合は、以下の受験資格を満たす必要があります。

まず、2級電気通信工事施工管理技士の第二次検定または実地試験に合格していること、1級電気通信工事施工管理技士の第二次検定の受験資格を満たしていないが、15年以上の実務経験があるか、または学歴に基づいて3年から11年6ヶ月の実務経験があること、2級電気通信工事施工管理技士として5年以上の実務経験があること、または6年以上の実務経験を持つ電気通信主任技術者であることが含まれます。

これらの条件を満たす場合でも、1年以上の指導監督的な実務経験が必要です。

そして、第一次検定と第二次検定の両方を受験する場合、15年以上の実務経験があること、学歴や卒業した学科に基づいて3年から11年6ヶ月の実務経験があること、2級電気通信工事施工管理技士として5年以上の実務経験があること、または6年以上の実務経験を持つ電気通信主任技術者であることが必要です。

これらの場合でも同様に、1年以上の指導監督的な実務経験が求められます。電気主任技術者や第一種電気工事士の資格は、これらの条件において特別な優遇を受けることはありません。

最後に、第二次検定のみを受験する場合、1級電気通信工事施工管理技士の第一次検定に合格していること、または技術士(電気電子部門または総合技術監理部門で選択科目が電気電子部門)であることが必要です。ただし、技術士(建設部門)は第一次検定の免除を受けることはできません。これらの受験資格には、実務経験の要件が伴います。

2級の受験資格について

第一次検定を受験するためには、特定の受験資格が必要です。まず、実務経験がなくても17歳以上であること、または16歳であり試験実施日の年度末までに17歳になることが絶対条件です。

加えて、第二次検定を受験するには、異なる資格が求められます。これには8年以上の実務経験、または学歴や卒業した学科に基づいて定められた1年から4年6カ月の実務経験が必要です。

さらに、電気通信主任技術者であり、1年以上の実務経験を持つ技術士(電気電子部門や総合技術監理部門)は、第一次検定を免除され、第二次検定に合格することで2級電気通信工事施工管理技士になることができます。ただし、出願時にはこれらの要件を満たしている必要があります。

電気主任技術者、第一種電気工事士、技術士(建設部門)の資格は、これらの検定において特別な優遇を受けることはありません。

まとめ

電気通信工事施工管理技士は、電気通信分野の専門家として、高度な知識と技術を備える資格です。1級・2級に分かれ、主任技術者や監理技術者として活躍でき、キャリアの発展が期待されます。技士補資格は未経験者にも受験可能で、1級を目指す際のステップとして注目の資格です。令和6年度以降の変更にも留意し、電気通信工事分野の施工管理者としての需要増加を見据えたキャリア形成が求められます。技士補の取得は将来性を高め、1級取得への重要なキャリアアップの一環です。

おすすめ関連記事

検索

READ MORE

建築設計業への転職では、設計経験が豊富な人でも、志望理由があいまいだったり、仕事への考え方が伝わらなかったりすると、不採用になることがあります。そこでこの記事では、建築設計業の面接で落ちる主

続きを読む

建築士の転職では、年齢だけで判断されることは少なく、これまで積み重ねてきた経験や専門的なスキルが重視されます。とくに設計業務の経験や現場との調整力、担当してきた案件の内容などは、企業が採用を

続きを読む

設計事務所への転職を考えているものの、どの求人を選べばよいのか迷う方も多いでしょう。事務所ごとに仕事内容や働き方、求められるスキルは異なるため、違いを理解したうえで応募先を選ぶことが大切です

続きを読む

建築設計の仕事に興味があっても「どの業種を選べばいいのかわからない」「仕事内容の違いが知りたい」と感じる人も多いでしょう。建築設計には複数の業種があり、それぞれ担当する役割や求められる知識が

続きを読む

建築業界は、ブラックというイメージをもたれることがあります。しかし、現在は働き方改革が進み、労働環境の改善に取り組む企業も増えています。そのため、すべての会社が厳しい職場というわけではありま

続きを読む

設計事務所への転職を考えていると「アトリエ系設計事務所」という言葉を目にする機会があります。しかし、一般的な設計事務所と何が違うのか、どのような働き方になるのか気になる方も多いはずです。そこ

続きを読む

転職エージェントを利用していると「急に連絡が減った」「求人を紹介してもらえなくなった」と感じ、不安になる方も少なくありません。原因を知り、適切に対応すれば状況が改善する可能性もあります。本記

続きを読む

転職活動を始めようと思ったとき、多くの人がまず悩むのが転職エージェントを使うべきかどうかではないでしょうか。本記事では、転職エージェントを有効に活用できる人の特徴や逆に転職エージェントがあま

続きを読む

転職エージェントについて「怖い思いをするのでは」「説教されたらどうしよう」と不安を感じている方もいるでしょう。実際には、転職エージェントは求職者の転職活動を支える存在であり、必要以上に身構え

続きを読む

転職エージェントを利用すると、求人紹介の前に面談を行うのが一般的です。しかし、初めての場合「どんな話をするの?」「準備は必要?」と疑問に思う方もいるでしょう。本記事では、転職エージェントとの

続きを読む