構造設計の仕事がしたい!構造設計者に転職するには何をアピールすればいいの?

公開日:2023/04/15   最終更新日:2024/06/07


構造設計者として転職したいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。転職を成功させるためには、実務経験を上手にアピールして、ほかの応募者と差別化を図ることが必要です。この際、応募する企業の特性に応じた内容に職務経歴書を作成しなければいけません。また、海外で活躍したいと考えている人も記事を参考にしてください。

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構造設計の仕事ができるのは建築士の資格を持つ人だけ?

安全性を追求して建造物を構造設計しなければいけないので、建築士の資格を保有している人のみ携われます。資格の種類はさまざまありますが、保有している資格により構造設計できる建築物に制限が設けられています。

建築物を構造設計できる人

建築物は多くの人に利用されるものなので、万が一事故などが発生すると多大な被害を及ぼします。建築物は優れたデザインが求められているだけではなく、安全性も追求しなければいけません。そのことから、資格制度を設けて建築物を構造設計できる人を制限しています。

建築士の資格を保有している人のみ建築物を構造設計できるようになっているので、そのような仕事に携わりたいと考えている人は資格の取得が必須となります。資格の種類は3つあります。一級建築士、二級建築士、木造建築士です。なお、一級建築士の上位資格として、構造設計一級建築士とJSCA建築構造士の資格もあります。

一級建築士

建築物を構造設計できる人の多くがこちらの資格を保有しています。学校や病院などの施設を構造設計するときは、こちらの資格が必須です。

二級建築士

設計できる建物の大きさや高さなどに制限は設けられていますが、一級建築士と同じように建築物を構造設計できます。

木造建築士

こちらの資格では、建物の大きさと高さの制限に加えて木造のみ構造設計できるようになっています。

構造設計一級建築士

こちらの資格は2007年に創設されました。一級建築士として一定期間以上の実務経験を積み、決められた講習を受講していることが受験資格となります。そのため、一級建築士の資格を取得した直後に受験はできません。こちらの資格を保有するとさらに業務の幅が広がります。

JSCA建築構造士

こちらの資格は、一級建築士のなかでもとくに豊かな知識と経験を保有していることが認められている人に与えられます。資格を保有するためには、一級建築士として実務経験を積み、試験に合格することが必要です。

構造設計者になるには?実務経験の積み方

設計事務所やゼネコンで経験を積むのが一般的です。また、資格取得の支援制度が設けられている場合は積極的に活用して、自身のレベルアップを図りましょう。そのような制度が設けられている企業は、成長意欲が高い可能性があるので、よい刺激を受けるでしょう。

実務経験を積む

一般的に設計事務所やゼネコンなどで実務経験を積みます。設計事務所とゼネコンは混同されがちですが、構造設計者としてどのような建築物を構造設計したいのかイメージしておくとよいでしょう。設計事務所は設計技術を高めたい人に向いています。ゼネコンは大きなプロジェクトに携わりたい人に向いています。

これらの違いを踏まえて、自分に合った場所で実務経験を積みましょう。就職した後に自分が望んでいた仕事内容ではなかったと悔やまないようにしてください。

資格取得の支援を受けられる場合が多い

多くの設計事務所やゼネコンでは、資格保有者が多く在籍しているほど受注単価を上げやすいので資格取得の支援を行っています。専門学校の斡旋、社内研修や講習の実施などを通じて、社員の知識と技術のレベルアップを支えています。

このような制度が整っている企業では、社員の成長意欲が高くて資格取得を目指している人が入社しているので、よい刺激を受けるでしょう。積極的に活用しましょう。

構造設計者は海外でも活躍できる?

日本の企業とは社風や仕事の取り組み方が異なるので、それに適応できる人が活躍できるでしょう。また、ビジネススキルだけではなく英語力も必須です。

自主性および積極性

上司から指示を受けることに慣れてしまっている人では難しいかもしれません。また、細かい部分まで誰かのサポートを受けないと仕事を進められない人も活躍するのが難しいでしょう。自主性と積極性を発揮する人が評価されます。

英語力

社内公用語は英語なので、日常生活を送るときに困らない程度の英語力は身に付けておきましょう。仕事の文書や会話も英語なので、いずれはビジネスレベル以上の英語力を身に付けたいところです。

コミュニケーション能力

日本の企業のように空気を読んで仕事を進めていくことはしません。そのため、誰かが自分の気持ちを察してくれると考えていると取り残されてしまいます。自分が伝えたいことは言葉にして話さないと、何を考えているのか分からない人ととらえられてしまいます。

当然、上司や同僚からもはっきりと物事を伝えられるので、日本の企業文化に染まっている人は驚くこともあります。そのぶん、きちんと意思表示してくれるので、余計な気遣いをする必要はありません。

フレキシブルに対応できる能力

状況が目まぐるしく変化するのが企業の特徴です。経営方針が変化することも珍しくないので、フレキシブルに対応できる能力が求められています。意思決定のスピードが速いので、日本の企業のように時間をかけて案件を処理していくという考えはありません。ビジネスチャンスを自分から奪いに行くスタンスで仕事をしているので、変化を楽しみながら仕事したい人におすすめです。

構造設計者として転職するには

設計事務所やゼネコンなどで、どのような実務経験を積んできたのか上手にアピールしましょう。また、転職を希望する企業の特性に合った職務経歴書を作成しましょう。

これまでの実績も重要

資格を取得していることは必須条件なので、大きな差は生じません。重要なのは実務経験です。どのような建築物の構造設計に携わってきたのか適切にアピールする必要があります。ただし、やみくもにアピールしても企業の人材採用担当者に伝わりません。内定を勝ち取ることはおろか面接の機会も失うことになりかねないので、ポイントを踏まえた職務経歴書に仕上げましょう。

論理的な表現と読みやすい文章量にする

文章量は多すぎず少なすぎないことを意識しましょう。自分と同じように企業に応募している人がほかにも存在します。そのため、企業の人材採用担当者は、長い時間をかけて職務経歴書に目を通すのが難しくなります。書類選考のときに熟読されないので、論理的な表現を意識しましょう。

応募する企業に応じた書き方にする

現場の部門長も職務経歴書を確認します。そのため、社風に合わせた職務経歴書を作成する必要があります。求めている人物像が企業とミスマッチしていると判断された場合は採用が厳しくなります。そのため、応募する企業がどのような人材を求めているのかリサーチして、その内容に沿ったものに仕上げましょう。

まとめ

スケールの大きな仕事に携われるだけではなく、海外でも活躍できるチャンスがあるので、構造設計者として転職を成功させましょう。そのためには、職務経歴書の内容が充実していなければいけません。書類選考のときには熟読されることが少ない職務経歴書ですが、現場の部門長が目を通すので、現場の意見が通りやすい企業では職務経歴書を適当に作成するのは危険です。また、企業の社風や求めている人材を適切に分析しておく必要もあるので、自分でそれらを行うのは難しいでしょう。実務経験を上手にアピールするためには、転職エージェントのサポートを活用して効率的に転職を進めましょう。

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