組織設計事務所に入社するにはどうすればいい?ESや面接の傾向・対策を紹介

公開日:2024/11/15  

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組織設計事務所は、規模の大きな設計業務を手がける建設関連会社です。組織設計事務所で働くためには、選考のフローを理解し、ES(エントリーシート)や面接の対策を立てることが大切です。本記事では、組織設計事務所の概要や、入社するために必要な準備について解説をします。気になる人は是非とも最後までご覧ください。

組織設計事務所の概要

組織設計事務所とは、建築設計の分野において意匠設計、構造設計、設備設計を総合的に受け持つ設計事務所を指します。

一般的に、設計事務所はそれぞれの専門分野ごとに分類されますが、組織設計事務所はこれらの分野を統括し、全体としての設計をおこないます。意匠設計事務所は主に建物の外観や内装、間取りなどのデザインが担当です。

美しさや機能性を追求し、建物の利用者にとって快適な空間を提供することが主な目的です。これに対して、構造設計事務所は建物の骨組みや基礎の設計を担当し、地震や風などの自然災害に対する耐久性を確保します。

さらに、設備設計事務所は電気、給排水、空調、通信などのインフラ設備の設計をおこない、建物が正常に機能するために必要なインフラ整備も仕事のひとつです。組織設計事務所はこれらの各分野を統括し、全体としての建物設計をおこないます。

具体的には、意匠設計、構造設計、設備設計の各専門家が協力し合い、建物全体の設計プロジェクトを一貫して進めます。これにより、デザインと機能、耐久性と安全性、そして効率的な設備配置がバランスよく実現されるのです。

このような総合的なアプローチにより、大規模な建築プロジェクトや複雑な建物設計が円滑に進行できるでしょう。

組織設計事務所の選考フローと業界研究のポイント

ここからは、組織設計事務所の選考フローと、業界研究のポイントについて詳しく紹介します。

企業によって面接の回数や内容は異なり、独自の選考プロセスをもつ場合もあります。興味のある企業については、その選考プロセスを詳細に確認しておくことが重要です。

組織設計事務所の選考フロー

組織設計事務所の選考は、一般的に次のようなフローで進行します。

まず、説明会に参加し、その後エントリーシートを提出します。

次に、WebテストやSPIを受験します。これらの段階を通過すると、一次面接が行われます。

最終的に、二次面接である最終面接が行われます。面接の回数は多くはありませんが、組織設計事務所の選考では専門的なスキルや知識が特に重視されるため、選考の難易度は高いといえます。

業界研究、企業研究のポイント

組織設計事務所と一口に言っても、その規模は非常に大きく、企業ごとに事業内容や仕事内容、得意とする建築の分野が異なります。

自分がどのような建物の設計に携わりたいのか、そのためにはどの企業が適しているかを分析することが重要です。たとえば、商業施設に特化している企業もあれば、住宅や公共施設を得意とする企業もあります。

また、企業ごとに特化している事業の特徴や力を入れている建築分野を把握しておくことも大切です。これにより、エントリーシートや面接での受け答えが具体的かつ説得力のあるものになります。

企業のホームページや展示会を調べるだけでなく、OBOG訪問を通じて現場のリアルな情報を得ることも有効な方法です。

自己分析と業界分析、企業分析の重要性

自己分析、業界分析、企業分析をうまく絡めて準備することで、より具体的な志望動機を明確にできます。

まず、自己分析ではどのような建築設計に関心があるか、強みやスキルは何か、どんなキャリアを歩みたいかを分析しましょう。次に業界分析では、現在のトレンドや業界の主要企業の強みと弱みを調べ上げ、分析します。

最後に企業分析では、志望企業の事業内容や得意分野、企業風土を知ることが重要です。これらの3つの分析を有効に活用することで、選考を有利に進められます。

組織設計事務所のESの傾向と対策

組織設計事務所の選考プロセスの一環として、説明会に参加した後に提出するES(エントリーシート)について詳しく紹介します。

企業によってESの質問項目はさまざまですが、一般的には以下のような質問が含まれることが多いです。

学業・前職・スキルに関する質問

専攻している研究内容やこれまで勤めた業務内容に関する質問が多いのは、組織設計事務所が専門的な知識やスキルを持つ人材を求めているためです。

具体的な研究内容や業務実績を詳しく説明し、そこで得た知識や技術が実際の業務でどのように役立つかを明確に伝えることが求められます。

感銘を受けた建築物や職種に関する質問

興味のある建築物やプロジェクトについて問われることも多いです。

これは、応募者の関心や価値観を理解するためです。たとえば、特定の建築物に感銘を受けた理由や、その建築物のどの部分に惹かれたのかを具体的に説明することで、自分の建築に対する情熱や視点を伝えることができます。

自己分析と具体的な経験

性格を自己分析し、その特徴を具体的な経験にもとづいて説明することもよく求められます。

これにより、応募者の人間性や仕事への取り組み方を理解しやすくなります。たとえば、リーダーシップを発揮した経験や、困難な状況を乗り越えた経験を述べることで、自分の強みをアピールできます。

組織設計事務所の面接の傾向と対策

次に、組織設計事務所の面接の傾向と対策について詳しく紹介します。

まず、一次面接では簡単な自己紹介から始まり、主に以下のような質問がされる傾向があります。

志望動機

志望動機を明確に伝えるためには、自分の経験やスキルが企業の業務にどのように役立つかを具体的に説明することが必要です。

また、企業研究を徹底的におこない、企業の理念やプロジェクトに共感した点を述べるとよいでしょう。

入社後やりたいこと

入社後の具体的なキャリアプランを考えておくことが求められます。

自分がどのようなプロジェクトに関わりたいのか、そのためにどのようなスキルを磨きたいのかを具体的に説明しましょう。

他社の選考状況

他社の選考状況については、正直に答えることが重要です。

また、なぜその企業が第一志望であるかを明確に伝えることで、志望度の高さをアピールできます。

就職したらどういう建物を担当したいか

自分がどのような建物の設計に興味があるのかを具体的に述べることで、自分の設計に対する情熱を伝えられます。

自己PR

自己PRでは、自分の強みやこれまでの経験を具体的に述べ、どのようにその強みを企業で活かせるかを説明しましょう。

強み、弱み

強みと弱みについては、自己分析をしっかりとおこない、自分の特徴を具体的に述べることが重要です。

弱みについては、それを克服するための努力や工夫も併せて述べるとよいでしょう。

最終面接の傾向と対策

次に、最終面接の傾向と対策について紹介します。

最終面接では、ESや一次面接と同様にスキル面での質問がされると同時に、パーソナルな面の深掘りもおこなわれます。自分の性格や人間関係の構築方法、チームでの役割などについても詳しく説明できるように準備しましょう。

質問内容としては、チームで行動する際の役割、学内や社内での評価、将来のビジョンについての質問が多いです。

ポートフォリオ及びプレゼンの準備もしておこう

一次面接や最終面接を通じてポートフォリオの提出を求められたり、それについてプレゼンをおこなったり、設計課題を課される企業もあります。

面接の準備と並行して、ポートフォリオの作成やそれを説明するプレゼンの練習も必要です。自分の作品やプロジェクトについて、詳細に説明できるように準備しておきましょう。

組織設計事務所を受ける際の心構え

組織設計事務所を受ける際の心構えとして、スキル面とパーソナリティの両方をバランスよく見せることが重要です。

設計力はもちろん大切ですが、設計したものをクライアントやチームのメンバー、共同事業者にしっかりと伝えるコミュニケーション能力も求められます。そのため、面接ではスキル面だけでなく、自分のパーソナルなよい部分もアピールするようにしましょう。

まとめ

組織設計事務所に入社するためには、選考フローの理解とESや面接の対策が不可欠です。まず、組織設計事務所とは意匠設計、構造設計、設備設計を統括する事務所で、大規模かつ複雑なプロジェクトを一貫して進めることが特徴です。選考フローは説明会、ES提出、Webテスト、一次面接、最終面接の順に進みます。ESでは学業や前職の経験、関心のある建築物、自己分析を明確に記述しましょう。面接では志望動機や入社後のキャリアプラン、自己PR、他社の選考状況などを具体的に説明します。さらに、ポートフォリオの提出やプレゼンの準備も重要です。組織設計事務所に入る際の心構えとして、設計力に加え、コミュニケーション能力やチームワークも重視されることを覚えておきましょう。

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