転職エージェントの賢い使い方!賢く使って転職を成功させよう!

公開日:2021/10/01  


もっと自分に合う条件のよい会社に転職したいと考えた時、転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントを利用することで、後悔のない転職が可能になるのですが、でもそれは賢く使うからこそ叶うもの。何となく利用するのはNGです。成功させるための、転職エージェントの賢い使い方について紹介しましょう。

転職エージェントの賢い使い方【登録】

転職エージェント利用の第一歩は「登録」すること、どのエージェントを選ぶかということは、非常に重要なポイントになるでしょう。日本国内の転職エージェント(民営職業紹介事業者)は、2万4,000を超える事業所があるので、その中から自分に合うエージェントを見つけるのは簡単ではないかもしれません。

選ぶ時のコツとしては、転職エージェントの3つある分類に注目すること、そして1つに絞るのではなく5~6社を選び登録することです。

転職エージェントの分類について

転職エージェントは次のように分類されます。

・総合型
大手の転職エージェントにこのタイプが多く、全業界・職種の求人が豊富にあります。

・業界・職種の特化型
特定の業種の求人が豊富で、具体的な業界事情に精通しているという特徴があります。

・年代・属性の特化型
年代・属性に応じたサポートに強く、20代や第二新卒の年代、ハイレイヤー層、ミドル層、エグゼクティブ層に特化した転職エージェントです。

どのように選ぶのか?

転職エージェントは、大きく分けて上記で紹介した3つのうちのいずれかに分類されます。選び方としては総合型から2~3社、業界・職種の特化型から2~3社、年代・属性の特化型から1~2社程度と、合計5~6社を選び、時期をずらさず同時登録することをおすすめします。

転職エージェントに登録したら次は実際に面談することになりますが、ここで自分との相性や希望する業界や職種の求人の紹介が可能なのかチェックできます。複数のエージェントに同時に登録し面談を行っていくことで、それぞれを比較検討しやすくなり、どこにサポートを任せるのか絞り込むことができるでしょう。合計5~6社は多い、負担になりそうだと感じるなら、総合型で2社、特化型から1社など3社程度でも大丈夫です。

転職エージェントの賢い使い方【面談】

転職エージェントで登録が完了すると次は面談になりますが、基本的に登録後の2~7日以内に電話かメールで連絡がくるので、そのタイミングで面談の日程を設定します。面談はキャリアアドバイザーと行いますが、対面以外にも電話やオンラインでも可能です。面談までに、以下のものを用意しておくようにします。

・履歴書、職務経歴書
・直接応募した企業の求人
・他の転職エージェントで受けている企業の求人票や選考リスト
・興味がある求人

面談する前にすでに応募している求人や、他の転職エージェントを利用し応募した求人があるなら申し出るようにします。すでに応募済みの求人には、別のエージェントから応募できません。また、時間の都合ですべてを用意できない場合は、簡単なもので問題ないため、職務経歴だけは用意しておきましょう。これがあることで、面談もスムーズに進めることができます。

登録後の初めての面談は、キャリアアドバイザーにどのような印象与えるかにより、優位にサポートしてもらえるかどうかが決まるといっても過言ではありません。よい印象を与えることでキャリアアドバイザーを味方につけることができるうえ、優先してサポートを受けることも可能になります。キャリアアドバイザーによい印象を与えるために、次のポイントに気をつけてください。

嘘をつかず正直にすべてを話す

自分をよく見せようと見栄を張ったり、嘘をついたりしてしまえば結局困るのは自分です。最適な求人紹介をしてもらえうことや選考対策ができないだけでなく、キャリアアドバイザーとの信頼関係を築くことも難しくなるでしょう。ただし、前職での愚痴や不満などはたとえ真実でも話さないこと、マイナス思考だと捉えられたり、転職しても続きそうにないと悪い印象を持たれたりする恐れがあります。

転職希望時期はなるべく早く

転職する意志が強いことをアピールするために、希望転職時期はなるべく早く、遅くとも3ヶ月以内を考えていると伝えましょう。アピールするためだけでなく、基本的に求人は3ヶ月を目安に入れ替わることが多いので、希望する転職先の募集が締め切られることを避けるという理由もあります。

転職エージェントの賢い使い方【選考】

複数の転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーと面談した後は、最も自分に適した会社に絞り込みましょう。これは1社のみ登録する場合には当てはまりませんが、実力のあるキャリアアドバイザーのサポートを受けるためにぜひ行ってほしいことになります。求人に関して数多く提案されても、それらの中に自分の希望に合うようなものがなければ意味がありません。

実力のあるアドバイザーなら、面談時に伝えた希望に見合った求人を勧めてくれますが、そうでなければ一貫性がなかったり希望と大きくずれたりしてしまうような求人を紹介することもあります。

また、登録した複数の転職エージェントを利用することは、多くの情報を得られるかもしれませんが、時間も手間もかかりかなり負担になるはずです。そのようなムダを防ぐためにも、転職エージェントは複数登録して1社に絞り込み、実力のあるキャリアアドバイザーのサポートを受けられるようにしてください。転職エージェントを絞り込んだら次は選考、以下のようなポイントに注意してください。

日程の調整を任せられる

複数の面接を予定している場合、個人では上手に日程を調整できず、内定しても考慮する時間がなかったり、ダブルブッキングしたりする恐れもあるものです。転職エージェントを利用すれば、日程をうまく調整してくれるので、安心して面接を受けることができじっくりと意思決定する時間も持てるでしょう。

面接対策をしてもらう

面接では自己紹介・自己分析・転職理由・志望動機などを尋ねられますが、通過するためにどのように答えればいいのかもアドバイスしてもらえます。また、面接でつまずきやすいポイントについても指摘してくれるので、これまで面接に不安があった人でも自信を持って挑めるでしょう。

待遇面の質問はエージェント経由で

残業や福利厚生などの待遇面は気になる、押さえておきたいポイントですが、直接企業に聞くことは避けたほうが無難でしょう。待遇面で知りたい情報は、キャリアアドバイザーを通じて聞いてもらうのがベスト、企業側にマイナスの印象を与えることもないうえ、より正確な情報を把握することできます。

面接後のフォローをしてもらう

面接では緊張してうまく伝えられなかった、そんな時はキャリアアドバイザーにフォローをお願いしましょう。アドバイザーは面談後に企業側の人事担当者と連絡を取るので、うまくいえなかったことに関してフォローしてもらうことができます。また、転職エージェントを利用していれば、通常であれば知ることができない面接時の企業の評価やフィードバックを聞くこともできます。

年収や給与交渉を代行してもらう

自分では難しい年収や給与交渉も、転職エージェントで代行してもらうことができます。給与交渉が生じそうなら、早い段階で希望する金額をアドバイザーに伝えておくといいでしょう。

転職エージェントの賢い使い方【内定・入社後】

内定を獲得すればサポートは終わりではなく、転職エージェントでは入社後までしっかりとサポートしてくれます。どのようなサポートを受けられるのか見ていきましょう。

現在働いている会社の退職について

働きながら転職活動を行っているなら、内定をもらった後は現在働いている会社を辞めることになり、そのための手続きも必要になります。すんなり辞めることができればいいのですが、引き止められるなど問題が起こる可能性があります。転職エージェントでは、円満に退社するためのコツなどを伝授してくれます。

家族からの反対がある場合

転職を家族に反対される場合、どのように説得すればいいのかアドバイスしてくれます。

入社してからの相談

入社後、仕事の悩みなどないかヒアリングを行い、必要に応じてアドバイスもしてくれます。

 

転職エージェントを賢く使うためには、まず5~6社を同時に登録し、自分と相性のよい実力のあるアドバイザーを見つけることが大切です。また、どんなに優秀なアドバイザーでも、味方についてくれなければ充分なサポートを受けられない可能性もあります。やる気を示し正直になんでも話し、よい印象を与えしっかりとサポートしてもらいましょう。

おすすめ関連記事

検索

READ MORE

電気通信工事施工管理技士になるには、実務経験が必須ですが、実務経験がなくても資格を取得する方法が存在します。本記事では、実務経験の有無に関わらず資格を取得するための詳細な情報を提供します。受

続きを読む

建設・土木業界における長年の悩みである3K(きつい、汚い、危険)から脱却し、新たな働き方新3K(給料がよい、休暇が取れる、希望が持てる)を実現すべく、国土交通省を中心に業界全体で取り組みが進

続きを読む

建築プロジェクトや製造業において、施工管理とCADオペレーターは重要な役割を果たしていますが、その違いを理解することは業界において不可欠です。施工管理者とCADオペレーターは異なるスキルと責

続きを読む

建築業界にはさまざまなプロフェッショナルが存在しますが、なかでも建築デザイナーと建築士は混同されがちです。同じ建築業界で携わっているとはいえ、異なるポイントがあります。この記事では、両者の違

続きを読む

店舗デザイナーとは、物販や飲食店などのデザインを手がける専門家です。外観から内装、家具やファブリックまで総合的に設計し、魅力的な空間を創り出します。この記事では、店舗デザイナーの仕事内容、や

続きを読む

一級建築士の資格を持つ建築士が転職先を模索するなかで、注目すべきポイントやおすすめの転職先について解説します。建築業界の変化や需要の動向、転職の際に重要なポイントを押さえながら、一級建築士の

続きを読む

建設業界における施工管理の労働環境にはさまざまな課題が潜んでいます。労働基準法改正による労働時間の上限設定や、国土交通省のICT化推進による改善策がある一方で、ブラックな環境も少なくありませ

続きを読む

異業種から建築設計への転職は大きな挑戦です。この記事では成功への道筋や重要なポイントを解説します。基礎知識、関連スキルの獲得から始まり、柔軟なアプローチや業界内ネットワーキングの重要性まで紹

続きを読む

建築設計のアルバイトは、アトリエや組織設計事務所でさまざまな実務業務に携わります。模型製作やCADを使用しての図面修正、デザイン作業など、業界における重要なタスクに従事し、設計スキルを向上さ

続きを読む

近年、建築設計業界は、テクノロジーの進化と共に、働き方に大きな変革を迎えています。特にコロナ禍をきっかけに、リモートワークの導入が加速し、業界全体の働き方に影響を与えています。この記事では、

続きを読む