未経験でも建築士の資格があれば転職しやすい?転職成功の秘訣とは

公開日:2022/11/15   最終更新日:2022/09/28


建築士の資格を持っているけどこれまで資格を活かした仕事をしてこなかった方や、これから建築士の資格を取ろうとしている方にとって、資格が転職に有利に働くかどうかは大いに気になるポイントでしょう。ここでは建築士としての仕事が未経験の方に向けて、資格を活かせる仕事や未経験でも転職を成功させる秘訣についてご説明します。

資格を活かせる仕事・職業とは

まず最初に建築士についての一般的な知識や資格を活かせる仕事について確認しておきしょう。建築士には1級建築士、2級建築士、土木建築士の3種類があります。この中では1級建築士と2級建築士が、設計範囲が限られる土木建築士に比べて転職には有利といえます。この2つの資格についてそれぞれのメリットとデメリットを見ておきましょう。

一級建築士のメリットはどんな建物でも設計できることで、そのため転職の幅も広がります。また、責任の大きな仕事に携わることができ、手当も支給されるため年収アップも期待できます。デメリットは資格取得に時間がかかることで、4年制の大学卒で2年、高卒で7年の実務経験が必要です。

一方2級建築士のメリットは当然のことですが1級より試験が簡単なことと資格を持たない人に比べて建築の転職に有利なことです。デメリットは設計できる建物が限られているため1級よりも転職に不利であることと、手当が支給されないことがあげられます。

次に建築士の給料、年収について確認しておきましょう。ここでは30代の1級建築士を例にあげます。もちろん事業所の規模によって上下しますが30代前半の1級建築士の給料の目安は40万円前後、ボーナスは140万円前後、年収は640万円前後となり、一般的な会社員より高めの相場です。30代後半になると年収は800万円前後という相場です。では次に建築士の資格を活かせる職業を見ていきましょう。

設計事務所

建築士の仕事として真っ先に思い浮かぶのは設計でしょう。設計事務所には多くの建築士が勤務を希望します。資格に加えて実務経験がアピールできれば大手への転職も狙えるでしょう。

ゼネコン

土木や建築にかかわるゼネコンも建築士が活躍できます。大手は1級建築士の資格保有者を求めていることが多いので、ゼネコンの設計部への転職も視野に入れておきましょう。

デベロッパー

ゼネコンよりも転職のハードルは上がりますが、1級建築士の資格を持ち、ゼネコンでの勤務経験があればデベロッパーへ転職しキャリアアップを目指すことができるでしょう。

インテリアデザインオフィス

建築ではないですが、インテリアデザインや製造の過程で設計に関する知識とスキルが求められるので、製図などの知識がある建築士には有利な転職先といえるでしょう。

プロジェクト、コンストラクションマネージメント

技術職ではなく建築のマネージメントをする職種です。設計は好きだけど設計そのものよりもマネージメントに興味があり、知識を活かして人のために働きたいという人の転職先としておすすめです。

建築士の資格さえあれば未経験でも有利なのか

建築士の資格を活かせる職種への転職を検討している方の中には、建築士の資格を取得したものの資格を活かした実務の経験がないという方や、これから建築士の資格を取得して、それが活かされる仕事に転職したいというという方も多いのではないでしょうか。

ここでは実務経験がない場合でも建築士の資格が転職に有利に働くのかどうかについて見ていきます。1級建築士の場合は資格取得の条件として年数の多い少ないはあるものの、必ず実務経験が必要になるので未経験ということありませんが、2級建築士の場合は違います。では、実務経験のない2級建築士でも、資格取得者であれば転職に有利なのでしょうか。

結論からいうとそれは年齢によるといえます。一般的に転職は年齢が若いほど有利で、20代半ばくらいまではあらゆる職種がこの年齢層を獲得したがっています。建築士が活躍できる職種とて例外ではありません。なぜなら年齢を重ねた人と比べると仕事の知識やノウハウ、スキルを吸収するスピードが速く、短期間で成長する可能性にも伸び代にも大いに期待ができるからです。

逆に20代半ばを過ぎると年齢が上がるほどに期待値が薄れてしまいます。限られた建物の設計しかできない2級建築士で、しかも実務経験がなくゼロからのスタート、しかも年齢を重ねているとなれば、雇う側にとってあまりメリットがないとみなされてしまいます。

そのため、2級建築士の資格を活かして未経験の職種に転職を希望する場合は、できる限り早く行動に移すということがもっとも大切だといえるでしょう。建築士に限りませんが、転職において未経験者よりも経験者の方が優遇されるのは当然のことです。資格さえあれば転職が有利とはいえないというのが実情ですが、年齢によるアドバンテージがあるということは覚えておきましょう。

未経験でも転職を成功させるためには?

建築士の資格を活かした仕事が未経験でも、この資格を活かした職種に転職することは可能です。年齢によるアドバンテージがあることもご説明しましたが、それ以外にもいくつかのポイントがあります。ここでは未経験の建築士免許保有者が転職を成功させるための3つのポイントについて見ていきましょう。

転職するまでのブランクを短くする

前職をやめてから転職するまでのブランクはできるだけ短くしましょう。これから建築士の資格を取得する場合はスクールに通うという選択肢を検討する方も多いでしょう。しかしながら前職を辞めてから転職せずに長期間スクールに通っても資格を取れない可能性があるうえ、実際に通っていたのかを疑われ転職に不利になることもあります。仕事との両立は大変ですが、自主学習や通信講座、夜間スクールなどを活用してできる限り転職までのブランクを短くしましょう。

経験を積む

1級建築士と違って2級建築士はインパクトが弱く、資格に加えて経験もアピールしたいところです。2級建築士が資格を活かした職業への転職する際、実務経験がない場合は年齢を重ねるごとに転職が難しくなりますが、年齢というハンデを打ち消す、またはハンデを越える目的で建築関連の経験を身に付けておくことはとても重要です。就業規定によるところですが、現職を続けながら建築事務所でアルバイトをするなど、副業によって経験を積むのも一つの方法でしょう。

自分の力だけに頼らない

転職は情報収集からエントリー、面接に至るまで一貫して自分の力でやるものだと思っている方も多いのではないでしょうか。確かに転職活動をするのは自分ひとりだといえます。しかし、転職にはそのサポートをしてくれる転職エージェントというプロフェッショナルの存在があることをご存じでしょうか。

転職エージェントは転職にまつわるたくさんの情報とノウハウを持っているので、一人で抱え込まずエージェントに相談してみましょう。ひとりで判断するよりも、エージェントのアドバイスを受けて進めるほうが転職成功の確率が上がるでしょう。

まとめ

建築士の資格を活かせる職業はたくさんあります。その業界、職種への転職を目指す方にとって、2級建築士の場合は実務経験がないことはハンデになるということがご理解いただけたかと思います。しかし年齢によってはハンデを打ち消すことができたり、何らかの方法で実務経験を積むことでカバーできたりするので、計画的に行動することが大切といえます。本気で転職を目指し具体的な戦略を立てるなら、よき指南役とし転職エージェントに相談してみるのもよいでしょう。

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