違う転職エージェントから同じ会社を紹介された!重複応募はできる?

公開日:2021/09/01   最終更新日:2026/05/11


複数の転職エージェントを利用していると、違う転職エージェントから同じ会社を紹介されることがあるかもしれません。そういった場合、重複して応募することは可能なのでしょうか。また、うっかり重複して応募してしまったらどうするべきでしょうか。今回は、そんなちょっと困ってしまう状況の対応についてまとめました。よくみておきましょう。

重複応募は可能?

そもそも複数の転職エージェントを利用していて、違う転職エージェントから同じ会社を紹介されたとき、重複して応募することはよいのでしょうか。たくさん応募しておけば、内定をもらえる確率も高まるのではないかと考える人もいるかもしれません。

結論からいってしまえば、もし既にどこかの転職エージェントから応募しているのであれば、他の転職エージェントからの応募は避けたほうがよいでしょう。宝くじや懸賞と違って確率で「当選」が決まるものではありません。一般的には同一人物から複数の応募があることは想定していないため、関係者間でいろいろと混乱を来すことが考えられるうえ、誰に対してもよい印象を与えません。

もしも複数の転職エージェントから重複して応募されたら、応募先の企業の人事採用担当者は次のように疑念を持ってしまいます。転職エージェントに対しては、「紹介してくれた候補者の状況を把握できていないのではないか」「きちんと管理できていないのではないか」と思うでしょう。

そして、応募者本人に対しては、自分の応募先を把握できていないのではないか、手当たり次第に応募をしているのではないか、と思われてしまいます。ビジネスパーソンとしての管理能力を疑われてしまうことになり得ます。少なくとも、一つの募集に複数の経路から同じ人が重複して応募してきていれば、採用企業としては混乱するので、転職エージェントに確認を取るなどの手間が発生します。

既にビジネスの現場で働いていればわかるように、相手の手間を考え、なるべく余計な手間を掛けさせないように物事を進めていくのがビジネスの基本です。このような少し考えれば簡単に相手の手間を推察できるようなことで、相手に大きな手間を掛けさせてしまうようなことは、ビジネスパーソンとしてやはり評価は下がってしまうでしょう。

関係者である応募先の企業や転職エージェントの担当者に手間や迷惑を掛けるだけでなく、自分の印象や評価も下げてしまうようなことは、明らかに避けるべきことです。以上のようなことから、重複応募はやめましょう。

重複応募に気づいたら

そうはいっても、たくさんの募集に応募していれば、うっかり重複応募してしまうこともあるかもしれません。万が一、そういう事態になったときはどうしたらよいでしょうか。そんなときは、速やかに転職エージェントに連絡しましょう。後から応募した方の転職エージェントに先に連絡し、応募を取り下げてもらいます。率直に「既に別のエージェントから応募をしておりました」と伝え、お詫びしましょう。そうすれば、転職エージェントが応募を取り下げてくれるはずです。

加えて、応募先企業から先に応募した転職エージェントにも連絡が行く可能性があるので、先に応募した転職エージェントにも一報を入れておきましょう。関係者に混乱と余計な手間を掛けさせないようにすることが肝心です。ミスしたときのビジネスパーソンとしての対応についても見られているかもしれないと思って、真摯に対応すべきです。なるべく評価を落とさないように心掛けましょう。

もしも、面接へ選考が進むことができたときは、手間を掛けさせてしまったことを面接官にも謝罪しておくべきでしょう。余計な混乱と手間を招いてしまったことに対して、真摯に向き合っている姿勢を見せることができます。重複応募は、転職エージェントにとっても、先方へ紹介した候補者をそういった理由で取り下げなくてはならないことは精神的にとても負担になるうえ、応募先企業からの転職エージェントとしての評価を下げてしまうことにもつながりかねません。

応募者にとってもメリットはないうえ、関係者に迷惑を掛けてしまうので、重複応募は避けたいところです。合わせて、そうならないために、重複応募を避けるための工夫も考えてみましょう。どこの転職エージェントも、今はウェブサイト経由でやりとりすることが多いと思うので、いつ、どの企業のどの求人に応募した、という履歴が残っていると思います。

1社しか使っていなければ、それだけを見ていればよいのですが、なんらかの事情で2社以上の転職エージェントを使っている場合は、そうした各社のウェブサイトだけでなく、自分でも応募先を管理しておく必要があるでしょう。紙のノートでも、スマホのメモアプリでもなんでもよいのですが、応募先が見やすい形で1ヶ所にまとめておき、新たな応募前に既に応募した先を確認できるようにしておきましょう。

また、募集案件の名称が異なっていても、同じ応募先へ応募する際は、同じ転職エージェントを通じて応募する方がよいでしょう。案件名は異なっていても、中身は同じだったということもないとはいえません。どうしても、ということであれば、事前に「既に別の転職エージェントを経由して応募して結果がこうだった」ということを転職エージェントに伝えて相談しておくことが無難です。

どの転職エージェントを選ぶべき?

もしかすると重複応募が発覚したとき、「どちらの転職エージェントからの応募にしますか?」と、求人企業側から質問をされることがあるかもしれません。応募先企業にとっては、窓口を1つに決めてほしいことでしょう。このような場合、どのような基準で転職エージェントを選べばよいのでしょうか。

ここでは、3つのポイントを紹介したいと思います。

一つは、応募先企業とのパイプの太さです。転職エージェントにも、業界や職種に得意や不得意があります。得意な業種・職種であれば、採用内定率も高くなるでしょう。転職エージェントに直接聞くのは憚られるので、ネットでの情報や評判を集めて、得意な業種・職種を把握することをおすすめします。

二つ目は、選考結果の理由を詳しく教えてくれるかどうかです。選考結果を早く教えてくれるかどうかは気になるところかと思いますが、今後のことを考えると大切なのはスピードではなく、選考の結果について担当者が詳しく理由を把握しているかどうかが重要です。万が一、思うような結果が得られなくても、次の成功に向けて重要な情報になり、内定につなげやすくなるのです。

そして三つ目は、コミュニケーション力の高い担当者がいるかどうかです。重複応募についてうまく先方と話をつけてくれるかどうかということもあり、内定を得られるところまで行き着いたときに雇用条件の交渉の場においてもよい方へ交渉してくれる可能性があります。

 

違う転職エージェントから同じ企業を紹介されたら、重複応募にならないように気を付ける必要があります。もし重複応募になってしまうと、応募先企業や転職エージェントといった関係者に混乱を来すことは明らかで、応募者にとって有利に働く要素はありません。応募者本人のビジネスパーソンとしての管理能力や、ビジネスマナーへの理解を疑われることにもなりかねません。複数の転職エージェントを使っている場合は、重複応募に気を付けましょう。

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