建築設計業の求人の探し方とは?仕事内容や応募要件について解説!

公開日:2022/03/15   最終更新日:2024/06/19


建築設計業は、なくてはならない職業のひとつ。また、数ある職業のなかでも、企業や仕事によって業務内容が大きく異なってくる職業であるともいえるでしょう。そこで今回、建築設計業における求人内容や、よくみかける応募要件について解説します。新規参入しやすい仕事もあるため、建築設計業について知ってみてはいかがでしょうか。

建築設計業界の仕事は幅広くある

建築設計業界はとくに多種多様であるといわれています。建築設計業界と一口でいっても、建築関係や土木関係などそれぞれに対応した職種があるからです。そのため、自身はどんな仕事を求めているのか、どんな仕事があるのか、理解を深めるとよいでしょう。参考となるように仕事内容をいくつかの項目にわけて紹介します。

クライアントの対応がメインとなる仕事

主に企画や設計に携わる設計士、デザイナーなどが該当します。クライアントの目的や希望を聞き取り、構想や設計を行うことが多いといえるでしょう。また、現場の視察が必要となるケースや、建築費を算出するために各メーカーとの交渉を行うことも考えられます。

設計士の指示に基づいて行う仕事

設計士の指示を受けて建築図面の作成を行うなど、CGCADを駆使する仕事があります。在宅で仕事を行えるケースも。企業によっては事務を兼ねる場合もあるようです。基本的に室内で仕事を行うといえます。

現場で行う仕事

実際に建築工事を行う仕事が該当します。足場を組み立てる仕事から溶接する仕事まで、その種類はさまざまです。一番イメージしやすい仕事といえるかもしれません。

既にある建物で行う仕事

リフォームを始めとする、改修の仕事が代表的だといえるでしょう。高齢社会といわれる現在、高齢者にやさしい建物にするためのバリアフリー化も進んでいます。また、補強や災害の対策なども必要となってくるため、こういった仕事に関わる求人も増えつつあるようです。

建築設計業界の応募要件とは

建築設計業界は比較的、応募要件で求められる条件が多い傾向にあります。もちろん、未経験歓迎など条件に指定のない求人も。続いて、建築設計業界の求人を探すうえで知っておきたい応募要件を紹介します。

建築設計業界でよくみかける応募要件

建築設計業界の求人では、資格保有が必須であるものも少なくありません。建築士や施工管理技士など、資格もさまざまです。資格の有無で行える業務範囲が異なるため、仕方のないことだともいえるでしょう。また、男性であることを条件にしている求人もあります。力や体力が必要となる仕事では、その傾向にあるようです。同じく力や体力の問題で年齢制限があるケースも。

経験者のみが該当する応募要件

建築設計業界では、50代や60代の経験者を求める企業もあります。年齢や学歴よりも、即戦力を求める場合の応募要件といえるでしょう。建築設計業界は働き手の不足が懸念されていることから、年齢を問わない求人も増えているようです。ブランクなども関係なく応募できる求人も少なくないため、言い換えれば、職に困らない業界ともいえるかもしれません。

どんな求人であっても求められる応募要件

たとえ未経験者歓迎という求人であっても、求められる条件というものが存在します。建築設計業界ではさまざま資格や実務があるため、それらを積極的に学ぶ姿勢が必要とされているといえるでしょう。未経験で入社したとしても、技術や知識を吸収していくことを忘れないことが大切です。場合によっては、技術を身につけていく過程で資格取得をするよう企業から依頼されることも。その可能性も念頭においておくことをおすすめします。

近年増えつつある応募要件

多くの技術者の引退による働き手の不足が懸念されている建築設計業界では、無資格・未経験者を歓迎している企業もあります。力や体力を重視している場合では、とくにその傾向にあるようです。その点で考えると、ほかの業界に比べて新規で参戦しやすいと考えられるでしょう。

また、建築設計業界では少なかった女性の募集も増えつつあります。従来、建築設計業界は男性が主体ともいえる業種でした。先述した力や体力の問題だけでなく、女性が働ける更衣室やトイレという環境が整っていないことが原因だと考えられます。しかし近年、国や民間企業により女性の採用や定着率をあげる取り組みが行われています。それにより、性別不問である応募要件も増えつつあるといえるでしょう。

建築設計業の求人を探すポイント

建築設計業界とは、人が生活するうえで必要な業種です。老朽・防災対策など、既存の建物でも行うことはたくさんあります。また、建築設計業界の仕事は幅広くある以上、求人数も比例して多いことでしょう。とはいえ、自分に適した求人や自分の望む求人ばかりとは限りません。建築設計業界の求人はどんなポイントに注目すべきか、いくつか紹介します。

自分の希望条件をまとめる

どの職業でも通じることですが、まず重要なのは自分の希望条件を洗い出すことです。給与や休日など、譲れない条件をまとめましょう。当然、誰しも待遇の良い求人を望みます。希望条件が多ければ多いほど、待遇が良ければよいほど、採用されるまでのハードルは高いもの。譲れないポイントをいくつか絞ることをおすすめします。

建築設計業界ならではの求人情報に注意する

建築設計業界では、雇用形態だけでなく給与の支払い方にも選択肢が多い傾向にあります。一般的な月払い以外にも、日払いや週払いに対応している企業もあるようです。選択肢が多いことは喜ばしいポイントですが、自身に適した企業を選ぶ必要があるともいえます。

また、勤務時間や休日、更には転勤の有無などもさまざまです。企業や土地によっては土日や夜間にしか稼働できないケースも。完全週休二日制の企業は比較的少ない傾向にあるため、倍率も高くなるといえるでしょう。

さらに、会社のある場所と離れた場所が現場となることも少なくありません。出張の有無や、長期にわたり寮やホテルに宿泊する必要があることも。これらは建築設計業界特有ともいえますので、求人を探す場合は意識して確認することをおすすめします。

建築設計業界の求人が豊富にある環境下で探す

求人を探す手段は、公共職業安定所や求人サイトなど豊富にあります。なかでも、建築設計業界に関係のある企業は全国各地に存在しているため、それらの求人を取り扱っているサイト等もたくさん存在するといえるでしょう。建築設計業界の求人を探すのであれば、情報量を多く得られる手段を選ぶことをおすすめします。

もちろん、直接企業に問い合わせるのもよいですが、それ相応の時間が必要です。また、建築設計業界に特化した求人サイトやエージェントを利用するのもおすすめする手段のひとつ。建築設計業界の求人が豊富にあるだけでなく、特化しているぶん特殊な求人に巡り合えるかもしれません。

 

建築設計業といっても、在宅で行えるような仕事から体力が必要となる仕事までさまざまです。自身が望む仕事はどういった求人であるのか、ただしく把握することが重要だといえるでしょう。求人内容を把握するためにも、一度、建築設計業に特化した求人サイトを確認するのもおすすめです。求人サイトを見るだけでも、自身が望む仕事像が鮮明になったり新しい知見が広がったりするかもしれません。

おすすめ関連記事

検索

READ MORE

転職活動を始めるにあたって、最初に転職方法を検討しておくことは非常に大切です。そして、転職方法には、自分自身で求人に応募する方法や転職エージェントを利用する方法などがあります。そこで本記事で

続きを読む

建築設計は特殊な業界であり、一般の就職活動とは違って特殊なスキルや実務経験を求められる求人が多くなっています。 自分の建築設計で培ったスキルを求めている企業などの求人をたくさん扱っているサイ

続きを読む

建築設計業界への転職を検討している人にとって、建築設計向けの転職エージェントを利用するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。 転職をしても、今より環境が悪くなったり、給与などの待遇面

続きを読む

建築設計に関する仕事をしている人が転職をしたいと思った時には、自分で転職先を探す以外に転職エージェントを利用して求人を探すという方法があります。 大きな違いは取り扱っている求人情報が違うとい

続きを読む

建築設計業者の方が転職をしたいと思った時には、自分だけで転職活動を行うよりも転職エージェントを利用した方法をおすすめします。 豊富な転職情報を得ることができますし、様々なサポートをしてもらい

続きを読む

建築関係のお仕事を探している方は、建築設計専門の転職エージェントを利用して自分に合った職場を見つけて就職をすることができます。 転職エージェントと聞くと、求人紹介や転職先を見つけるためのサー

続きを読む

建築設計関係の仕事をしている方が転職を考えた時、自分で情報を集めて転職先を探すでしょう。 しかし、一人で転職活動を行っていると十分な情報を集めるのは大変で、希望するような条件で転職をするのが

続きを読む

建築設計業界でキャリアアップをするためには、自分のスキルに応じて新たな設計の仕事や経験ができるような建設会社や設計事務所に転職をすることが大切です。 転職エージェントを利用して転職活動をする

続きを読む

建築設計で自分がしたい仕事をするためには、多くの仕事をこなして自分のキャリアを積むことが大切です。 どこかの建設会社や組織設計事務所に所属し続けると、同じような仕事を続けることになります。

続きを読む

キャリアアップのために転職をしたい場合には、自分で求人情報を収集して入社試験の準備をする方法があります。 最近は職場を変える際に、転職エージェントのサポートが活用できます。 サポート内容には

続きを読む