建築設計業界はブラック企業が多い?求人情報の見分け方とは

公開日:2022/03/15   最終更新日:2022/04/01


残念なことに、建築設計業界にはブラック企業が多いという声があります。とはいえ、人の活動になくてはならない業界でもあり、求人を見かける機会も多いのではないでしょうか。そこで、建築設計業界にはブラック企業が多いといわれる理由や、ブラック企業に該当する求人を見分けるためのポイントなどを解説します。

建築設計業界にブラック企業が多いといわれる理由

ブラック企業が多いといわれるには、きちんとした理由があります。理由と原因を知ることで、ブラック企業を見極める力を身につけられるかもしれません。また、自身に適した企業を知るきっかけにもなることでしょう。ブラック企業といわれる理由と、その原因について紹介します。

残業を含めた勤務時間が長い

建築設計業界では力や体力を必要とする業務も多く、少子高齢化の影響を大きくうけている業界でもあります。そのため、数ある業界のなかでも建築設計業界はとくに深刻な人材不足に悩まされているといえるでしょう。しかし、建築設計業界はなくてはならない業界です。人手不足に比例して、勤務時間が長くなるのも当然の話といえるかもしれません。

身体的に辛い仕事が多い

建築設計業界にはさまざまな仕事がありますが、肉体労働が必要な仕事も少なくありません。屋外での作業や重い資材を運ぶこと、高所での作業など身体的に辛い仕事だといえるでしょう。

当然、年齢を重ねるほどに負担は大きくなるため、体調を崩すこともゼロとはいえません。現場によっては夜間の作業や土日の作業も必要となり、人によっては給与に見合った労働ではないと感じることもあるようです。

人間関係のトラブルになりやすい

従来の風潮を引き継いでしまい、上下関係が厳しい企業もあるようです。小規模な企業であれば家族経営なども多く、新しい業務形態の見直しが行われない傾向にあることも原因としてあげられます。

さらに人手不足により心にゆとりを持って働けない状況下となり、パワハラなどが横行しやすいともいえるかもしれません。世間や法律的に許されないことが行われるのも、これらが原因と考えられるでしょう。

働きやすい建築設計会社もある

ブラック企業が多いといわれる建築設計業界ですが、すべての企業がブラック企業に該当するわけではありません。また、少しでもブラック企業を減らすためにと、国を始めとする機関が改善への取り組みを進めています。働き方改革がそのひとつといえるでしょう。

更に、企業が人手不足を解消するために働きやすい環境を整えるようにもなってきました。情報社会である以上、ブラック企業の情報は周知されやすく、企業側も対策が必要になっているといえるかもしれません。

こんな特徴がある建築設計会社は要注意

働き手のために給与や業務形態の見直しが行われない会社や企業は、悪い労働環境のままである可能性が高いです。とはいえ、それらは実際に働いてみなければわかりにくいポイントでもあります。求人情報や会社情報などから分かる、とくに注意したい建築設計会社の特徴を解説します。

会社の幹部が家族で構成されている一族経営の会社

一概にはいえませんが、会社の幹部が身内ばかりで構成されている場合は注意するとよいかもしれません。たとえば、上司とトラブルが発生した場合、相談できる人間が上司の家族である可能性があります。

トラブルの相談ができない、もしくはトラブルが解消されないことも少なくないでしょう。それらが積み重なり、よくない労働環境が続いている恐れが考えられます。求人情報や口コミを十分に確認することをおすすめします。

独立したOBやOGの人数が少ない

独立するには相応の技術が必要です。そのため、独立した社員が多いということは、ひとりひとりにきちんとした教育が行き届いている可能性が高いといえるでしょう。

一方で、もし独立したOBOGの人数が少ない場合は、教育がおろそかであったり従業員を大切にしていなかったりと、職場環境がよくなかったことが考えられます。求人情報だけではなく、OBOGの活躍にも注視するのもよいかもしれません。

転職する際の求人情報の見分け方

求人情報は、仕事を探すうえで必ず目にするものです。ブラック企業ではない、自身にあった企業を見分けるには求人情報のどこに着目すればよいのでしょうか。続いて、チェックしたい求人情報の項目とその内容を解説します。

■募集期間や募集人数
常に求人を募集していないかどうか

常に求人を募集していたり、募集期間が長かったりする会社には注意が必要かもしれません。また、事業拡大以外を理由にした複数名の募集も同様です。常に人材不足が続いている状況であると考えられます。なんらかの理由により新しい人材が定着しない可能性があるといえるでしょう。

■給与
給与の振り幅が大きすぎる

資格や経験の有無で給与が変わるケースは多いです。しかし、そういった条件がない求人で提示される給与が高い場合は注意したほうがよいでしょう。ノルマの達成が必要であったり、みなし残業が含まれていたりする恐れがあります。また、たとえ有資格者待遇の求人であっても給与の振り幅が大きすぎる場合は、昇給がない、もしくは何らかの理由で提示された給与が払われない可能性も考えられるといえるでしょう。

■応募条件
学歴・経験不問など応募条件がゆるい

一概にはいえませんが、応募条件に縛りがない場合はただ人材がほしいだけの可能性があります。従業員を大切にせず、動ける人材がいればよいという考えの表れかもしれません。もちろん、なかには若手や未経験者を育てたいという会社も存在します。しかし、社員を大切にしないことで人材不足に陥り、応募条件がゆるくなっている会社も少なからず存在するようです。

■仕事内容
具体的な仕事内容が記載されていない

あまりにも幅広い業務内容が記載されている場合や、仕事内容が曖昧である場合は注意したほうがよいでしょう。問い合わせた際に、返答をはぐらかす会社や曖昧な回答をする会社はなんらかの問題を抱えている可能性が高いといえます。また、昇給や昇格が早いことを謳う場合も同様です。離職により30代や40代の中堅世代が少なく役職だけがあがっていく、もしくは優秀な人材ばかりを待遇するなどの恐れがあります。

ブラック企業への転職を防ぐ方法

ブラック企業の可能性がある企業の特徴や、求人情報の見分け方を紹介しました。共通していえることは、企業や求人の情報をいかに多く入手できるかが重要だということです。より正確でより多くの情報を得ることが、ブラック企業への転職を防ぐための最適な方法といえるでしょう。

近年では公共職業安定所の行政機関をはじめとして、求人を紹介しているサイトがたくさんあります。それらを上手く活用することが、自身にあった転職先を見つけるための一歩です。給与や休日、更には企業の口コミなど、できる限り濃密な情報を得られる求人サイトを見つけられるとよいでしょう。

もちろん、企業に直接問い合わせることもできますが、閲覧によって得られる情報量が多いほど時間や手間はかかりません。また、求職サイトによっては、担当者による企業への聞き込みを行っていることも。自身の力だけでは得られる情報に限りがあるため、求職サイトなどのサポートをうまく活用することが大切です。

 

ブラック企業を始めとする悪質な労働環境である会社を避けるには、判断できる情報を集めることが最も効率的で確かな道だといえるでしょう。しかし、自身の力では得られる情報も限られます。インターネットが普及している情報社会であるからこそ、情報を得るために最大限の手段を駆使することをおすすめします。求人サイトや口コミなど、さまざまなツールを利用して、自身の納得できる建築設計業界の求人を見つけてくださいね。

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