建築設計業の転職エージェントを解約するタイミングと方法

公開日:2021/05/01  


慢性的な人材不足が叫ばれる中、さまざまな職種で転職を検討する人が増えています。なかでも建築設計業界は求人が活発に動いている分野の一つで、転職にもおすすめの業界といわれます。希望する企業への転職に際して転職エージェントを活用することには多くのメリットがありますが、解約するためには注意したいポイントがあります。

転職エージェントを途中でやめるケースでは注意が必要

少子高齢化が進む中、専門的な分野の社員を抱える企業が慢性的な人材不足に悩んでおり、なかなか希望する人材を確保するのが難しい社会的な背景があります。なかでも建築設計業界は多くの職種があり、職種によっては人材がとくに不足しており、転職を考えたとき、自分自身の価値を客観的に判断してもらえる転職エージェントは心強い存在です。

専門性が高い建築設計業会では、転職を考えるときに自分の価値をどの程度キャリアとして認めてもらえるのかを判断するために、転職エージェントを活用することは有効です。ただし、何らかの理由で登録したエージェントを途中で解約することになるケースもあります。

誰しも途中でやめる、退会するなどの可能性はあるかもしれませんが、解約の仕方や退会の際の対応などには注意が必要になります。基本的に、転職エージェントに登録してサービスを利用することは無料です。けれども、何らかの理由によって登録を解約し、退会するにあたっては注意したいポイントがあります。それぞれのケースごとに異なる退会方法のポイントを、まずは自分のケースに当てはめてみる必要があります。

他社ですでに内定が決まった時のケース

転職活動を進めてゆくにあたっては、通常複数の転職エージェントに登録して利用している人は少なくありません。その結果他のエージェントを通して内定を得ることができた際には、利用しているエージェントに正直にそのことを伝える必要があります。

利用者が複数のエージェントを利用していることは多くの場合認識されている、いわば周知の事実なので、利用しているエージェントに対して変な気遣いや遠慮などを感じる必要はあません。他で希望する企業に内定が出されることは充分に考えられるので、もしも他社で内定を得ることができたら、その旨をきちんと説明して退会手続きを踏むことが大切です。

他社での内定の事実を伝えることをしなければ、エージェントのほうは現在も就職活動中と判断し、不必要なサービスを提供し続けなければならなくなります。内定が決まったタイミングで、なるべく早く正直に理由を伝え、同時にサービスの利用を終了すること、さらに相談に乗ってもらえたことの感謝なども添えて連絡するのがベストです。

建築設計業の就職活動そのものをやめるとき

転職を考えて就職活動をするには、たとえば現在の職場で待遇改善の希望が通らなかったり、求職者の側に転職しなければならない個人的な理由が生じたなど、さまざまなケースが考えられます。そんな中で転職活動をしている最中に、転職活動そのものを中断したり終了させることもあります。

かねてから現在の職場に希望を出していた待遇面での改善が企業側から提案されたり、いろいろなことを考えて転職する考えがなくなった場合など、その理由はさまざまです。就職活動を始めたからといって、必ずしも100%転職を実現するために動くかといえば、事情が変わることも考えられるし、自分の側の条件が変化することもあるでしょう。

こうした場合に親身になってくれたエージェントに対して断りにくさを感じて連絡をせずにいると、エージェント側は次から次へと転職に関する情報を紹介します。企業の求める人材と転職を希望する側のニーズがマッチするように仲介をするのがエージェントの仕事なので、就職活動自体をやめる場合にはなるべく早めに退会を申し出ることが求められます。

エージェントが提供してくれるサービス自体が気に入らない場合

転職エージェントを活用すると、企業のさまざまな情報や自分の希望とのマッチングや、就職を実現するためのノウハウなど、エージェントの側からさまざまなサービスを受けることができます。転職エージェントを利用して希望の転職を実現するためには、エージェント主導になるのではなく自分自身が付き合い方を考えて意見や主張をきちんと伝えられるような関係性を築くことが重要です。

けれどもどんな会社にもいえることですが、中にはキャリアが浅くて未熟なスタッフにあたることもあるでしょうし、相談していて心を許せるような雰囲気にはとてもなれないような対応をされるケースもあるかもしれません。

もちろん担当してもらうスタッフに問題があると思える場合には担当を変更してもらうことを希望できるのですが、いくら気が合わないスタッフにあたったとしても、突然何の説明もなく音信不通になるようなことは避けなければなりません。サービスが不満で退会するような場合にそのまま伝えると気まずいというのなら、別の無難な理由をつけてもいいので退会の連絡だけはきちんと取っておくことが大切です。

退会メールを送るときのポイント

どんな理由にせよ、登録していた転職エージェントを退会する際にはメールで解約する旨を知らせる必要があります。他社で内定が決まった時には、その旨を正直に書いて何の問題もありません。

また、転職活動そのものをやめるときには、たとえば現在の会社と協議した結果待遇を改善してもらえるようになったことなど、なぜ就職活動をしないことになったのか、その理由を添えてメールを送ることをおすすめします。転職活動をやめることを申し出ることで、不要な転職情報や転職先への紹介が送られてくることもなくなり、エージェントの負担を減らすことにもなります。

転職エージェントの提供するサービスに不満がある場合、担当者との性格の不一致などの場合はまずは担当の変更を申し出てみて、それでも対応に変化が見られない場合には、あまり明確な理由を必ずしも伝える必要はありません。理由は一身上の都合でも構わないので、むやみにエージェントへの不満をあらわにするよりも無難な断り方をしておくほうが、この先サイドサービスを利用する際にも有利といえます。

退会時のタイミングや方法を誤らないように注意が必要

利用していた転職エージェントを退会する際には、ケースによって違いはありますがその事実が発生した段階でなるべく早いタイミングで手続きをとる必要があります。エージェントを利用して内定が出ているのに理由なく解約すれば、再度利用するのは難しくなることが考えられます。転職エージェント側と企業との信用問題にもかかわることから、内定が出ていながら退会するようなことは大きなリスクを伴います。

とくに内定を辞退するような場合には、丁寧にそのわけを説明しましょう。また、企業との面接などが既に設定されている場合も同じです。このような状態でわけもなく退会すればエージェント側にはすっぽかしとしてデータに登録され、その後の利用を断られる原因になる可能性があります。

面接や内定などが決まっている場合には、エージェント側は企業に対して説明をする義務があるので、早いタイミングで退会理由を説明することが大切です。解約の理由が明確で正当なものであれば内定や面接を断ること自体は規則に反するものではありません。どんな内容にせよ、これまでの対応への感謝と、期待に沿えずに申し訳なく思っている旨を書き記すのがマナーといえます。

 

転職エージェントを途中で退会することは、基本的に可能です。ただし、トラブルになることなく退会手続きを完了させるためには、理由を明確にしたうえで丁寧に対応をとることが重要です。自分の都合だけを優先して身勝手な退会方法をとれば、信用を落とすだけでなく利用する側にも不利益を被ることも充分に考えられます。ルールやマナーを充分に把握して、スムーズな退会を実現しましょう。

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