建築設計業に転職!転職エージェントと転職サイトを併用するメリット

公開日:2021/01/01   最終更新日:2024/06/19

建築設計業の求人を探す方法として、転職エージェントと転職サイトの利用が挙げられます。いずれもスムーズな転職につながる役立つサービスですので、積極的に活用しましょう。双方を同時利用することも可能で、併用することで生まれるメリットもあります。そのため、一方にこだわらず、それぞれをフル活用した仕事探しを行いましょう。

転職エージェントと転職サイトの違い

仕事探しによく活用されるのが、転職エージェントや転職サイトといったサービスです。両者はどのような違いがあるのでしょうか。

まず転職エージェントとは、キャリアアドバイザーによるサポートを得られるのが大きな特徴です。専門のスタッフにより仕事探しをアシストしてもらうことが可能で、求人の紹介や面接の手配、募集先との日程調整など、仕事探しを簡便に進められるようになります。手厚いサポートにより安心して転職活動を行え、困ったり悩んだりした時には気軽に相談ができるため心強いでしょう。プロによるサポートも欲しい人に適しており、初めての転職活動も安心して行えます。

一方、転職サイトは、基本的に上記のようなサポートがありません。自分で求人を探し、応募の手配なども自ら行う必要があります。仕事探しを密にアシストしてくれる相談窓口もなく、自力で問題を解決していかなければいけません。自分の裁量で転職活動ができるため、自身の力のみで自由に仕事を見つけたい人に適しているといえます。

同時利用で求人情報の獲得量がアップする

せっかく建築設計業への転職をするのなら、よりよい企業へと入社をしたいと考える人が多いでしょう。そのためにも重要なのが情報集めですが、豊富な求人と出会うためにも転職エージェントと転職サイトを併用していくことが大切です。

それぞれで扱っている求人がすべて同じということはなく、各サービスにより求人内容に差異があります。どちらか一方の利用で、偏りのある仕事探しをするよりも、双方から多角的な情報集めをした方が、効率的で希望に合致する募集とも出会いやすくなるでしょう。

なお、転職エージェントでは非公開求人を扱っていることも多いようです。非公開求人とは一般の転職サイトには公開されていない求人のことで、自分でネットを使って情報検索を行っているだけでは出会うことができない情報を指します。

条件がよい募集も多く、もしかしたら理想的な求人と出会えるかもしれません。このように、隠れた情報もしっかりと把握した上で転職活動を行うことで、より満足度の高い転職活動となるため、役立つサービスを積極的に取り入れていくことが大切です。

企業分析や応募方法にもたらされるメリット

転職エージェントと転職サイトでは異なる求人情報を持っていることがある一方、同じ求人が見つかる場合もあります。そして併用をしていることで、企業分析が楽になるというメリットももたらされます。

たとえば転職サイトで求人を見つけても、詳しい情報を把握できないこともあるものです。そのような時には、転職エージェントに相談してみましょう。キャリアアドバイザーは企業の詳細情報を把握しており、具体的な待遇や職場の雰囲気、どのような人が働いているのかなど、気になる情報を提示してもらえるのです。

応募方法を選べるのもメリットといえるでしょう。転職エージェントならば、応募の手続きから面接の手配まで、諸々の作業を代行してくれるため、手間なく選考にチャレンジできます。自分では連絡をしにくいという人でも安心です。自力ですべてを行いたい人は、転職サイトで見つけた情報に自分でアプローチするのもよいでしょう。ちなみに、同じ求人でも採用条件が違っていることもあるので、よく比較した上で応募方法を決めることも大切です。

納得のいく転職活動を行いやすい

仕事探しには正解があるわけではないため、無事に建築設計業の仕事を見つけることができたとしても、心から満足できないことも考えられます。「もっとよい求人があったかも」などと欲が出てしまい、転職への満足度が低くなることもあり得るでしょう。せっかく転職ができても不満を抱えるのは辛いものですが、そうした気持ちにならないためにも、併用した仕事探しを行うのがおすすめです。

転職エージェントと転職サイトをフル活用することで、その時に存在する求人情報を網羅しやすくなりますが、数ある選択肢の中から吟味した企業ならば満足度は高まるはずです。たとえば転職サイトしか利用しない仕事探しの方法では、転職エージェントを利用すれば別の求人があったかもしれないと考えてしまうこともあり、その逆もまたしかりでしょう。

納得のいく転職活動にするためには、その時にできる最大限の仕事探しをすることが重要であり、併用することで気がかりを残さない転職活動を行いやすくとなるといえます。

それぞれを併用しても問題はない?

そもそも、転職エージェントと転職サイトは併用しても問題はないのでしょうか。とくにエージェントを利用する場合、人の力を借りることもあって、勝手に転職サイトも使って仕事探しをしてもよいのか気になるところです。どこか申し訳ない気持ちになるかもしれませんが、利用者が併用するのは珍しいことではなく、転職エージェント側からもしても想定の範囲内でしょう。

エージェントを利用している時に、転職サイトを使ってはいけないという決まりはありません。どのような仕事探しをするのかは個人の自由ですので、併用を知られてしまったとしても、とくにペナルティが発生するなどの心配はないのです。

だからといって、転職サイトも活用している旨を積極的に伝える必要はないともいえます。転職エージェントは、企業に人材を紹介して利用者が内定を得ることで報酬が発生する仕組みです。キャリアアドバイザーからすれば自社の紹介で仕事を見つけてくれた方が嬉しいものですし、不安視される情報をあえて伝える必要もないでしょう。

併用する場合の注意点をチェック

同時利用で双方から仕事探しをするのもおすすめですが、注意点もありますので気をつけながら併用していきましょう。

注意したいポイントの1つは、面接の日程が被らないようにすることです。紹介してもらった求人の面接と、自分で見つけた求人の面接が被ってしまうと、日程調整に苦労することになります。募集企業側にも迷惑になってしまう可能性があるため、ダブルブッキングが起こらないよう、スケジュール管理を徹底することが大切です。

内定承諾の状況においても気をつけなければいけません。併用の結果、それぞれで内定をもらえるという状況になることも考えられますが、最終的には1社に絞らなければいけません。もしかしたら転職エージェントのサポートで見つけた仕事を、内定辞退することになる可能性も考えられます。エージェントサービスからすれば内定辞退されると利益にならないため、心証を悪くしないとも限りません。

内定承諾の可否についても募集企業側が関わってきますので、迷惑にならないよう、なるべく面接時期が被らないよう配慮することも考えた方がよいかもしれません。

 

心から満足のできる転職活動を目指すためにも、双方のサービスを併用してみるのもおすすめです。求人と出会えるチャンスを拡大させることが可能で、納得のいく仕事探しを行いやすくなるでしょう。いずれも無料で利用でき、費用面での負担がないのも嬉しいポイントといえます。それぞれのよいところを活かしながら、建築設計業への転職を成功させましょう。

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