建築業界の面接でよく聞かれる質問とは?転職エージェントで面接対策しよう!

公開日:2019/02/03   最終更新日:2024/04/22

建築業界の面接でよく聞かれる質問とは?転職エージェントで面接対策しよう!建築設計業界でキャリアアップをするためには、多くの経験やスキルを身に付ける必要があります。そのため、キャリアアップをする目的で転職をする人が多いです。

設計事務所・アトリエや大手ゼネコンなどに転職をする場合には書類審査に加えて、面接試験が実施されます。試験に備えてあらかじめ準備をしておくことが大切です。

建築設計で必要とされるスキルとは?

建設設計は意匠・構造・設備の3つに分けられますが、いずれも物理計算をしたり材料の選定作業を行ったりする必要があります。設計作業を行う際は物理学や数学の知識・技術が求められることから、基本的に理工系の分野の仕事です。

一般的に建物の設計を行う際は、施工主と綿密に打ち合わせをしなければなりません。特に意匠設計を行う場合には建築物の使用方法などに加えて、コンセプトや顧客が求めるイメージに合わせてデザインをする必要があります。

施工主が希望するような建物を設計するためには、高いコミュニケーション能力が求められます。実際に図面を作製する作業を行う際は、物理学や数学などの理工系の知識が必要とされます。

事前に打ち合わせをする際は顧客の考えを正確に読み取るための判断力やコミュニケーション力といった文系分野の能力も必須です。これは理工系の大学を卒業した方にとっては苦手に感じる方が多いですが、建築士としてゼネコンや設計事務所に転職をする場合には、履歴書や職務経歴書などの書類審査に加えて面接試験を通してコミュニケーション力が試されます。

ゼネコンや設計事務所の受験対策とは?

建築設計の仕事をするためには、自分で独立するかゼネコンや設計事務所に就職をする方法があります。自分で独立をする場合には、建設会社や設計事務所・アトリエに勤務してスキルを身に付けなければなりません。

このため、最初はどこかの会社や小規模な設計事務所・アトリエに入社をすることが必要です。会社に入社をする際は履歴書や職務経歴書を通して書類審査を受けて、書類審査をパスしたら面接試験を受けます。

試験の際は基本的なマナーやコミュニケーション能力に加えて、建築設計の仕事をするために必要な集中力・根気や想像力などの能力が試されます。自分のスキルや性格・志望動機などを限られた時間内に的確に説明するためには、事前に備えをしておくことが大切です。

質問される内容を予想して答えを準備したり、予想外の内容を尋ねられた場合でも慌てずに対応する能力が求められます。これらに加えて、建築設計で求められる人物像を把握しておくことも大切です。

求人に応募する場合には長い時間をかけて書類を作成しなければなりませんが、採用試験にパスするためには面接対策もきちんと行うことが必要です。

建設業界で求められている人物像とは?

一般的に業界ごとに求められる人間性や人物像があり、例えば接客業であれば明るくて人間に関心を持つ人材が求められます。建設業界でも求められる人物像があり、採用試験の際はスキルや実績に加えて性格なども厳しく審査されます。

建設業界と聞くと、「職人気質」「体力と根気があるガテン系」などの人物像を思い浮かべる方が多いかもしれません。最近は人々の好みが多様化しているので、建築設計を行う際に顧客のコンセプトを正確に読み取れるコミュニケーション能力が必須です。

建築物は世界に1つしか存在しないオーダーメイドの製品なので、他の業界よりも顧客とのコミュニケーション能力が必要とされる場面が非常に多いからです。建設業界で求められる人物像は、明るい性格・マナーが良い・はっきりと喋る・きちんとした身だしなみ・誠実である・仕事に対して積極的・会社に入りたい理由と設計の仕事をしたい理由がある・業務に必要な知識やスキルがある、などが挙げられます。

知識やスキルについては書類審査では見えない部分が問われるので、予想していなかったような質問をされることがあるので注意が必要です。限られた時間内に自分の志望動機・性格・知識やスキルを的確に相手に伝えるためには、長い時間をかけて質問に答える練習をしなければなりません。

また今まで建築業界で働いたことがない、未経験者であってもきちんと礼儀がある人であれば採用されるケースが多いです。その背景には建築業界全体で人手不足が懸念されているからです。

しっかりと挨拶ができて、コミュニケーションが取れる人であれば技術がなくても建築業界に挑戦できます。

口頭試問の際に審査されるチェックポイントとは?

建築設計の求人に応募して面接を受ける場合には、審査の際のチェックポイントをきちんと押さえておくことが大切です。審査で見られるポイントは、服装やマナー・自社に対する思いの強さ(熱意)や志望動機・第一印象やコミュニケーション能力・適応力・自己分析ができるか・忍耐力などです。

振る舞い方や質問を通して、これらの項目がチェックされます。志望動機に関する質問を通して、会社に対する理解度や本人のキャリアプランなどが見られます。

しっかりした志望動機やキャリアプランがなければ、すぐに会社を辞めてしまう恐れがあるからです。自己紹介をするように求められた場合には、答え方でその人の第一印象やコミュニケーション能力がチェックされます。

前職の退職理由を尋ねることで、適応力や積極性が審査されます。前の職場に不満やトラブルが発生して退職をした場合であれば、適応力が低い人と判断されてしまいます。

「あなたの長所と短所を教えてください」「周囲の人はあなたをどう見ていますか」などの質問は、自分の性格を客観的に見ることができているかどうか(自己分析)が見られます。それぞれの質問にはその人の人物像や内面を知るための意図があるので、採用担当者の方が知りたいと思う内容を読み取って的確に答えることが求められます。

建築業界へ転職する際の志望動機の考え方

建築業界へ転職する際の志望動機のポイントは「なぜその会社を選んだのか」ということを答えられるかにあります。たとえば、単に「家造りに興味がある」だけでは、どこのハウスメーカーや工務店でもできることです。

したがって、なぜそのハウスメーカーがよいのか、なぜその工務店がよいのかをしっかりと答えられなければならないのです。そのため、どのような建築物を作っており、どのような特徴があるのかを調べることがポイントです。

たとえば、その会社が得意としている建物によっても、学べる内容が技術も異なります。木造住宅を得意としている会社であれば木の知識や木造建築の知識を身につけることができます。

一方、高層住宅や高層マンションを得意としている会社では高層構造物の特徴や都市開発などの知識も習得できるかもしれません。したがって、希望の転職先の会社の情報をしっかりと調べて、なぜその会社を選んだのかを答えられるようにしておきましょう。

建築業界の面接でよく聞かれる質問と回答時のポイント

それでは、次に建築業界の面接でよく聞かれる質問と回答時のポイントについて紹介していきます。

■志望理由と自己紹介

まず、はじめに志望理由と自己紹介について質問されます。志望理由ではなぜ転職したいのか、なぜこの会社を選んだのかをしっかいと答えられるかを見極めています。

とくに企業分析をしっかりとしているかどうかを見られていることが多いため、あらかじめ対策をしておきましょう。また、自己紹介では話し方や表情などコミュニケーションをしっかりと取ることができるかを見ています。

言葉が早くなりすぎず、しっかりハキハキと話すことが大切です。

■退職理由

転職の場合は退職理由をどのように答えるかがポイントとなります。たとえば、「前職では残業が多く、休みも少なかったので・・・」という理由ではあまりよい印象を受けません。

たとえ事実だったとしても、プラスに評価されるようにいい換えることがポイントです。「前職では効率的に仕事ができる環境がなく、自分の力を発揮できなかったため・・・」など、前職ではできなかったが、この会社であればできるというような内容にすることがポイントです。

■キャリアプラン

入社後のキャリアプランについてもよく聞かれます。入社した後の将来像やキャリアについてどのように考えているのかを答える必要があります。

ゆくゆくは役職に就きたいかどうかや会社をどのようにしていきたいかなど将来設計について考えておくことが大切です。

■いままでの仕事で不満なこと

面接官からこれまでの仕事で不満だったことについて聞かれることがあります。これは、嫌なことをどのように対処しているのか、もしくはポジティブに捉えられるかどうかを見ています。

答え方としては、単に不満だった内容を話すのではなく、前向きな思考で不満だった内容を対処した経験について話すことが大切です。

■長所と短所

面接では定番の長所と短所についてです。自分自身の性格についてしっかりと理解しているかどうかを見ています。

さらに、長所と短所が会社の業務に支障をきたさないかについても確認しています。答え方のポイントとしては、具体的な経験をもとに答えることが大切です。

■他の企業を受けているかどうか

面接官から他の企業を受けているか聞かれることがあります。これについては正直に答えるのが無難です。

よい印象を与えようと1社しか受けていないと答えると、本音で答えてくれていないのではと不審に思われることがあります。そのため、複数の会社を受けている場合は正直に話すことが大事です。

また、場合によっては優先順位についても聞かれることがあります。そのような場合は、今受けている会社が一番だということを答えるようにしましょう。

■仕事で大きな失敗をしたことがあるかどうか

この質問の意図としては失敗をどのように対処したかを見極め、問題処理能力があるかを見ています。失敗舌事自体が悪いのではなく、失敗してもしっかりと対応できるのかを評価しています。

そのため、答えるポイントとしては過去の経験をもとに、どのように失敗を乗り越えたのかを話すことが大切です。

■仕事での成功体験

成功体験については面接でよく聞かれる内容です。この質問の意図としては成功に対する意欲を見ています。

成功のために、どのような努力ができるかを評価しているのです。これまでの経験や実績がある場合は具体的な内容として話すのをおすすめします。

■いつから入社できるか

これは入社の意思を固めるための質問です。その他、入社の準備期間について把握しておきたいという意味合いもあります。

いずれにせよ、入社日については正直に答えることが大切です。仮に2ヶ月後しか入社できないにも関わらず、「すぐにでも入社できます。」と答えてしまうと、相手にも迷惑がかかってしまいます。

そのため、確実に入社できる日を答えるようにしましょう。

■最後の質問

ほぼ確実に面接官から「最後に質問はありますか」と聞かれます。これは逆質問といい、やる気があるか、意欲があるかを見ています。

ここでは必ず質問するようにしましょう。しかし、「残業はありますか」や「休日出勤はありますか」など、休みの話や待遇面の質問ばかりだと、仕事に対する意欲がないと判断されてしまいます。

そのため、仕事への熱意ややる気がわかるような質問をするようにしましょう。たとえば、「中途採用でもリーダー職になることはできますか」や「研修期間が短縮されることはありますか」など、ステップアップを目指していることが伝わる内容であれば評価されます。

転職エージェントを活用して入社試験の備えをする方法とは?

他の建設会社や設計事務所に転職をする場合には、十分に入社試験の備えをしなければなりません。書類作成と面接のトレーニングが必要で、自分で参考書などを購入して準備をすると長い時間がかかってしまいます。

今の仕事をしながら転職先の入社試験の備えをするのであれば、建築設計専門の転職エージェントを活用することができます。転職エージェントは単に人材を求める会社と仕事を探す人の仲介サービスを提供するだけではなく、書類審査や面接試験の際に役立つ具体的なアドバイスをしてくれます

書類審査対策として、履歴書や職務経歴書などの提出書類の作成方法の説明や添削をしてくれます。面接試験の対策としてはセミナーの際に、口頭試問の質問を通して審査される項目についての説明が行われます。

セミナーに加えて、就職指導のプロによって口頭試問のトレーニングが実施されるケースもあります。尋ねられることが多い質問に対する答えを準備したり、予想外の質問をされた場合で落ち着いて対応をするための技術を習得することができます。

建築設計は理工系の分野なので、物理学や数学が得意でもコミュニケーションが苦手な人が少なくありません。転職エージェントを上手に活用すれば、苦手分野を克服して就職試験に備えをすることができます。

建築設計の転職エージェントを上手に活用しよう

建築設計へ転職をする場合には一般向けのハローワークや求人広告では募集情報が掲載されていないので、専門の転職エージェントを通して仕事を探す必要があります。転職エージェントを選ぶ際は求人情報が豊富であることに加えて、入社試験対策のサポートやアドバイスをしてくれる会社を選ぶようにしましょう。

一部の転職エージェントでは無料で履歴書や職務経歴書の添削指導や模擬面接を実施しているので、仕事をしながら効率的に入社試験の対策をすることができます。書類の作成方法については、参考書を購入して自分で対策をすることができます。

これに対して面接対策については自力で準備をすることができないので、プロの指導を受けることが必要です。就職試験の指導が受けられる転職エージェントに登録をすれば口頭試問の際に落ち着いて対応することができるようになり、希望する会社に転職をすることができます。

理工系の学部を卒業した人の中には、会話を通して他の人とコミュニケーションをすることが苦手な方が少なくありません。会話が苦手な方でも、転職エージェントを上手に活用することで弱点を克服して転職活動を成功させることができます。

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