建築設計業の転職エージェントで最初に用意しておく書類はある?
建築設計業の転職エージェントのサポートサービスを受けてみようと思ったときに最初に何か準備しておく必要があるのかと悩むこともあるでしょう。登録してサービスを利用し始める段階ではどんな書類を用意しておくのが良いのでしょうか。
用意しておくと良い二種類の書類とは
転職エージェントに申し込む時点から用意しておくと良い書類は二種類あります。どちらも転職活動をするうえで欠かせないものとなっていて、エージェントに登録する時点でも提出を求められる傾向があります。
その二種類とは履歴書と職務経歴書です。もっと特殊なものが必要なのではないかと思った人もいるかもしれませんが、この二つがいかに秀逸に仕上がっているかが重要視されています。そのため、離席書と職務経歴書をきちんと魅力的な形で書けるようになることが大切です。
履歴書には今までの学歴や職歴に加え、持っている資格や特技などについての情報がはっきりと記載されています。職務経歴書には職歴についての詳細が記載されているのが特徴で、どのような現場でどんな役割を果たしてきたのかがわかる資料です。
この内容が重要視されているのはエージェントがどのようにして転職志望者とのやり取りをしていくかの重要な参考資料になるからです。一般的にはエージェントに登録すると日程を調整して一度カウンセリングを受けることになります。
カウンセリングでは転職に対する希望を伝えると共に、学歴やキャリア、資格や特技などについての確認がおこなわれていく仕組みになっています。その確認を経てどのようなキャリアパスを考えていくのが良いかという観点でのキャリアコンサルティングを実施したり、どこに転職すると希望を叶えられるかという視点での求人紹介がおこなわれたりすることになるのです。
そのため、カウンセリングで適切な質疑応答をできるようにするためにエージェントも転職志望者について勉強をしておくことが必要になります。その際の資料となるのが履歴書や職務経歴書であり、登録するときに提出することが求められているのです。
ただ、申し込みの時点ではまだ履歴書も職務経歴書も書いていないという場合もあります。そのときに急いで書かなければならないというケースは少なく、特になくても良いという対応をしてくれるのが通例です。
しかし、学歴や職歴、資格などについての概要を理解しておく必要があるため、ウェブフォームなどであらかじめ情報を入力することが求められています。詳しく書けるから書いて欲しいけれど、必要最低限のことだけでも情報を事前に提供してくれれば良いというスタンスのエージェントが多いのです。
最初のタイミングで用意しておくと役に立つ書類
これから準備をしていこうという場合にはまずは履歴書と職務経歴書を書いておくのが最も良い考え方で、これから求人を紹介してもらって応募するというときにもそのまま使うことができるので合理的です。それ以外に何か用意しておく必要があるのかというと、実は必須のものはほとんどありません。あればプラスになるものはたくさんあるので適宜確認して用意できるものは手配しておきましょう。
最初のタイミングで用意しておくと良いものとしてまず挙げられるのが資格に関する証明書です。例えば、車の運転免許であれば運転免許証を用意しておけば良いということになります。検定試験であれば検定の合格証、認定試験を受けて通過したのなら認定証を用意しておけば良いでしょう。
また、語学試験などのスコアの場合にはスコアがいくつだったのかがわかる公式の書面を準備しておけば十分です。このような証明書を用意しておくと良いのは、エージェントとのやり取りをしているときに提示を求められることがあるからです。
履歴書に記載されていた、あるいはウェブフォーム上で書いていた資格を本当に持っているかをエージェント側としては確認したいという希望があります。建築設計業では一級建築士、二級建築士などの資格の有無を免許状で確認したいと言われることがあるのには留意しておきましょう。エージェントとしては例えば一級建築士の資格を持っているという情報を見て、この一級建築士を求めている企業からの求人が適していると考えて紹介してくれるでしょう。
しかし、実際にはタイプミスで二級建築士の資格しか持っていなかったというのでは問題があります。もしその誤解があるまま応募してしまうことになり、面接や入社手続きの時点で二級建築士だったことが発覚すると信用に傷がついてしまうでしょう。このようなリスクを低減するために資格の有無については事前に書面で確認する場合が多いのです。
実際にはこれらの証明書を原本で用意しておく必要はなく、スキャンしたデータとして持っていれば十分です。要求されたときにマイページにアップロードしたり、担当のエージェントにメールで送ったりすれば良いというのが一般的になっています。
実際のところは用意が必須の書類はない
このように転職エージェントに申し込む時点で書類を用意しておくと役に立つことを紹介しましたが、実際のところ必須とされているものはないのが一般的です。まずは気軽に申し込んでもらえるようにするのがエージェントにとって重要なことなので、この準備がなかったら申し込みを受理できないということはありません。
一切何も用意していなかったとしてもウェブフォームに必要事項を記入して送信してしまえば登録できる仕組みになっています。その後のカウンセリングについても履歴書や職務経歴書が提出されていなくてもできるのは確かです。資格関係の証明書もエージェントに要求されてから用意すれば特に問題はありません。
ただ、提出が必要になる可能性が高いことを考えて準備をしておくといざというときに手間取ることがないでしょう。履歴書や職務経歴書は応募するときには必須になり、エージェントから資格を持っていることを理由に推薦してもらえるような場合には資格の証明書を求められ、その提出をもって次の段階に進めるようになります。
書類の準備に時間がかかってしまったために転職までにかかる期間が長くなってしまうリスクもあります。最悪の場合には応募が遅れてしまったために競合相手に先に内定を取られてしまうということもあるでしょう。このような問題が起こり得ることを念頭に置いて、必要になりそうな書類は申し込む時点で用意しておくに越したことはありません。
建築設計業の転職エージェントにサポートを申し込むときには履歴書と職務経歴書を提出するように求められることが多くなっています。エージェントサービスでは担当者がその情報に基づいて転職志望者のカウンセリングを実施し、どのようなキャリアコンサルティングをしていくか、どんな求人を紹介するかを考える仕組みになっているからです。
また、履歴書などに記載した資格については証明書を用意しておくのも大切になります。免許状や合格証、スコアを示す証明書などをスキャンして電子データとしていつでも送れるようにしておくのが賢明です。
このような書類を用意しておくとスムーズに転職活動を進められますが、準備しておくことが必須ではありません。必要になったら用意するのでも構わないという理解をしておきましょう。