転職エージェントの利用を途中でやめることはできる?

公開日:2020/03/01  

現在働いている職場に不満があるのなら、転職して新しい職場で働き始めることも選択肢の1つです。しかし、現在働いている職場よりも環境が悪いところに入社してしまい、転職しなければよかったと後悔することもあるでしょう。そのときに役に立つのが転職エージェントなのです。

転職エージェントをやめても損はしない

転職を成功させるためには、会社の情報をいろいろと収集して、現在よりもよいところを見つける必要があります。しかし、外部から収集したのでは得られるものは限られているため、情報不足の状態で就職活動をすることになるでしょう。そこで利用をすると便利なのが内部の情報をしっかりと把握したうえで、適切な会社を紹介してくれる転職エージェントです。

利用者のスキルや経歴や希望をしっかりと考慮してから提案してくれるため、納得できる転職先を見つけられる可能性がグンとアップします。しかも、インターネットでやりとりをおこなうのではなく、面談をしてくれる転職エージェントも多いです。至れり尽くせりのサービスなので、転職を本気で考えているのなら使わないのはもったいないです。

ここまでサービスが充実していると、転職エージェントを利用するのに、かなりの費用が発生すると考えてしまうかもいるでしょう。しかし、多くの転職エージェントでは、素晴らしい数々のサービスが提供されていたとしても利用は無料になっています。

たくさん相談に乗ってもらい、多くの転職先を紹介してもらったとしても、一円も支払う必要がないので安心しましょう。従って、金銭的負担はまったくないので、お金のことは気にせずにやめることが可能です。親身になって相談相手になってくれたのに悪いと感じるかもしれませんが、惰性で続けても相手の時間を無駄にすることになるので続けられないのならすっぱりやめましょう。

無給のボランティアをやっているのではなく、人材を紹介した会社から報酬を受け取っているので、見込みがないのなら下手に引き延ばすほうが失礼です。ちなみに、転職エージェントには無料のサービスだけではなく有料のサービスも用意されています。そちらも簡単にやめられるようになっているので、月会費がもったいないと感じたのならすぐに利用を中止しましょう。ズルズルと続けていると、結構なお金を持っていかれてしまうため転職活動の負担になってしまいます。

転職エージェントをやめるのは難しくはない

何かしらの事情から転職エージェントの利用をやめたくなったのなら、音信不通にすれば、強制的にやめることができます。連絡がつかないのですから、サービス会社はどうすることもできないため自動的に解約となるはずです。

もちろん、そのようなやめ方は社会人として失格なので、きちんと連絡をして転職活動を続ける意思のないことを伝えましょう。人材を紹介することで報酬を得ているのが転職エージェントなため、その気がない方を無理に引き留めるようなことはありません。

なお、電話で連絡をして直接やめたいと伝えるのが、心理的な負担が強くて嫌だという方もいるでしょう。そのときは、利用を開始するための登録をおこなったサービス会社のウェブサイトを訪れて、退会手続き用のシステムがないか調べてみましょう。

もしも、退会手続き用のシステムが用意されているのなら、そちらから簡単にやめたいという意思を伝えることができます。サービスを利用するうえでの各種手続きは、利用ガイドに詳しく書かれていることが多いので、ウェブサイトからの退会方法が知りたいのならまずは目を通してみましょう。

もしも、ウェブサイトから退会できないというのなら、メールを使って伝えることも可能です。これまで連絡を取り合ってきたメールのアドレスがあるでしょうから、そちらに送ってみましょう。退会を了承したという返事がくれば、無事にサービスの利用をやめられたということになります。

返事がこない場合は、やめられたかどうか分からないので確認のメールを送るとよいでしょう。それでも返事がないのなら、その程度のサービスだと考えて、登録していたことを忘れてしまうとよいです。

ちなみに、情報流出が問題になることもあるため、利用するときに登録した個人データがどうなるのか心配な場合もあるでしょう。職歴やスキルなどパーソナルデータを詳しく伝えているため、悪用されたくないと感じるのは当然です。

そのときは、利用をやめたときに個人データがどうなるのか、サービス会社に聞いてみるようにしましょう。まともなところならばサービスの利用をやめたときの個人データをどのように処理するのか教えてくれるはずです。退会したあとに消去はされないとしても、厳重に管理してくれることが分かれば安心してやめられるはずです。

転職エージェントをやめない方法も考えよう

サービス会社ではなく担当者に不満があってやめたいと考えているのなら、少し待ったほうがよいかもしれません。なぜならば、すでに十分な情報を渡しているので、ほかのところに乗り換えるよりも続けたほうがずっと効率がよいからです。

だからといって、今のままの担当者では嫌でしょうから、サービス会社に申し出て担当者を交代してもらうことを考えましょう。無料で利用できるサービスなので、担当者を交代してもらうような贅沢なことはいえないと考えるかもしれません。しかし、今後の人生がかかっているのですから、遠慮せずに交代を申し出て、違う担当者をつけてもらいましょう。今までうまくいかなかった転職活動が担当者を交代することで、驚くほど話が進むかもしれません。

なお、サービス会社の方針が気に入らないというのなら、さっさと見切りをつけて、違うところに乗り換えてしまうことをおすすめします。世の中にはたくさんの転職エージェントサービスがあるため、きっと自分にピッタリのところが見つかるでしょう。

ちなみにひとつだけに登録しなければいけないという決まりはないので、複数登録することも可能です。複数登録しておけば、ひとつやめたとしてもサービスを受け続けられるため転職活動に支障がでなくて便利です。ただし、いくつも登録してしまうと管理が難しくなるので、自分がしっかりと把握できる範囲で申し込むことをおすすめします。

 

転職エージェントは登録するのはとても簡単ですが、退会するのもかなり簡単なので、迷っているのなら気軽に申し込みをしてみましょう。もしも、退会に関して不安があるのなら、登録前にサービス会社に連絡をすれば安心できる答えをくれるはずです。

なお、やめるのは簡単ですが、その分転職活動が滞るということを理解しなければいけません。今まで相談に乗ってもらった時間が無駄になってしまうので、できる限りは避けたほうがよい選択だといえます。

もしも、やめる確率を少しでも下げたいと考えるのなら、事前に登録するところの評判をしっかりと確認しましょう。多くの方の転職を成功させてきた実績があり、たくさんの方から評判がよいのなら、やめずに最後までサポートしてもらえる確率が高いといえます。

おすすめ関連記事

検索

READ MORE

電気通信工事施工管理技士になるには、実務経験が必須ですが、実務経験がなくても資格を取得する方法が存在します。本記事では、実務経験の有無に関わらず資格を取得するための詳細な情報を提供します。受

続きを読む

建設・土木業界における長年の悩みである3K(きつい、汚い、危険)から脱却し、新たな働き方新3K(給料がよい、休暇が取れる、希望が持てる)を実現すべく、国土交通省を中心に業界全体で取り組みが進

続きを読む

建築プロジェクトや製造業において、施工管理とCADオペレーターは重要な役割を果たしていますが、その違いを理解することは業界において不可欠です。施工管理者とCADオペレーターは異なるスキルと責

続きを読む

建築業界にはさまざまなプロフェッショナルが存在しますが、なかでも建築デザイナーと建築士は混同されがちです。同じ建築業界で携わっているとはいえ、異なるポイントがあります。この記事では、両者の違

続きを読む

店舗デザイナーとは、物販や飲食店などのデザインを手がける専門家です。外観から内装、家具やファブリックまで総合的に設計し、魅力的な空間を創り出します。この記事では、店舗デザイナーの仕事内容、や

続きを読む

一級建築士の資格を持つ建築士が転職先を模索するなかで、注目すべきポイントやおすすめの転職先について解説します。建築業界の変化や需要の動向、転職の際に重要なポイントを押さえながら、一級建築士の

続きを読む

建設業界における施工管理の労働環境にはさまざまな課題が潜んでいます。労働基準法改正による労働時間の上限設定や、国土交通省のICT化推進による改善策がある一方で、ブラックな環境も少なくありませ

続きを読む

異業種から建築設計への転職は大きな挑戦です。この記事では成功への道筋や重要なポイントを解説します。基礎知識、関連スキルの獲得から始まり、柔軟なアプローチや業界内ネットワーキングの重要性まで紹

続きを読む

建築設計のアルバイトは、アトリエや組織設計事務所でさまざまな実務業務に携わります。模型製作やCADを使用しての図面修正、デザイン作業など、業界における重要なタスクに従事し、設計スキルを向上さ

続きを読む

近年、建築設計業界は、テクノロジーの進化と共に、働き方に大きな変革を迎えています。特にコロナ禍をきっかけに、リモートワークの導入が加速し、業界全体の働き方に影響を与えています。この記事では、

続きを読む